大島優子、AKB48時代を振り返る「自分に厳しくて人にも厳しかった」
大島優子、金子大地オフィシャルインタビュー
――今回のTVCMでは、先輩の背中を見て、仕事の深さを知るという内容ですが、ご自身が今のお仕事の深さや面白さを知るきっかけとなった、先輩とのエピソードは何かありますか?
金子大地:背中を見て勝手に感じています。こうやった方がいいよと言っていただくよりも、どの現場でも勝手に受け取って背中を見て学ぶことの方が多いですね。今回の大島さんからもすごく感じました。
大島優子:ほんとですか!?
金子大地:とても感じました。緊張させないように気さくに話しかけてくださったりとか。会社にこんな先輩がいたらきっと仕事も楽しいんだろうなと、演じながら思いました。
大島優子:うれしいこと言ってくれるじゃないですか! ありがとうございます(笑)。私はお芝居などたくさんの先輩方とお仕事をさせていただきましたけど、一番尊敬してこういう先輩になりたいなと思うのは、何事にも柔軟性がある先輩ですね。自分もそういう先輩というか、そういう人間に憧れるなと改めて思って、自分の中でもいろんな先輩が浮かびました。
――ちなみに大島さんはグループ在籍時をはじめ、後輩が多くいらっしゃると思いますが、後輩に対して見せる「背中」で意識されたことはありますか?
大島優子:当時はたぶん自分に厳しくて人にも厳しかったんですよね。でもそれは、人に言うには自分がちゃんとやってなきゃいけないっていう…。一番自分に厳しくしておくというのは、意識してやっていたと思いますね。
――「進もう、すべてを栄養にして。」というカロリーメイトのコピーがありますが、お二人が日々仕事をする中で、栄養にしているや心掛けていることはありますか?
金子大地:バランスはやっぱり心掛けたいなと日頃思っています。タンパク質とか。
大島優子:そっち? 本当の栄養素の方?(笑)
金子大地:でも一番は心の健康、心の栄養が大事だと思います。楽しく生きる、ですね。好きなものを食べて、好きなことをして…というような。
大島優子:私も心の栄養だなと思います。私たちの仕事って急にギアを変えたりするじゃないですか。普段使わないエネルギーを使っていたりするので、心の栄養を蓄えていないと、なかなかギアがかからなかったり…。皆さんどんなお仕事でもそうかもしれないですけど。なので小さいことでも、うれしかったこととか、幸せに感じることとかを拾い集めて栄養にしています。
――今の社会人1~3年目の方は、リモート中心の社会人生活で、試行錯誤しながら頑張っていると思います。今回のCMのように、リアルなコミュニケーションも働く楽しさを感じる瞬間だと思いますが、そんな試行錯誤しながら前に進もうと、日々仕事を頑張っている方々に向けて、メッセージをお願いします。
大島優子:私自身も今回のCMで、顔だけじゃなくて背中を見るということに気付かされたと思います。親の背中を見たことはあったけど、誰かの背中を見てハッとさせられることはなかったかもしれない。でもそれは自分が見ていなかったからかもと思いました。ここれからは頑張っている人の背中を見て、「自分も頑張ろう」と思うのもいいなと思ったので、皆さんにもそういうメッセージが伝わっているといいなと思います。
金子大地:人の背中だったり、人が頑張っている姿を見てエネルギーをもらうことってすごくありますよね。そういうコミュニケーションが今(あまり)できない環境だと思うんですが、その中でも連絡を取り合ったり、つながって「みんなで頑張ろう」ってなればいいなと。僕も元気を届けられるように頑張りたいなと思います。