22/7(ナナブンノニジュウニ)、14人の新体制でファイナル公演!9thシングル発売&ツアー追加公演も決定
やがて披露された本編ラストナンバーは、現在リリースされている最新のシングルへ。ここまで見せてきた、そして、この曲のつんのめるほど前向きなパフォーマンス以上に、その「覚醒」というタイトルを証明するものもなかった。人との交わりを好まず注目されることが苦手な22/7の“陰”を象徴した西條と、はつらつとした笑顔で大きな野暮を抱く22/7の“陽”となり昇った望月。2人が背中合わせに寄り添って始まる衝撃。前へ、前へと走る彼女たちの先には、同じ熱量を持って向き合うファンがいる。その熱と熱がぶつかりあうところに、未来が生まれていくのだろう。興奮は、最高潮だ。
特報として、新メンバーも初参加する9thシングルが7月27日に発売することが発表された。歌唱やダンス未経験者も含む後輩メンバーがどれほどの試練を乗り越え、この日を迎えたか察するにあまりあるものがあったが、まだ覗く固さや震えも、今にも殻を破ろうとする前触れだと確信した。そんな可能性のかたまりである彼女たちとともに14人、いよいよ踏み出す、22/7第2章の1歩目――。これまで、シングルをリリースするたびに着実な進化を遂げてきたグループである。どんなパワーアップした姿を見せてくれるのか、期待せずにはいられない。
やがて、歓喜の中で歌われたアンコール1曲目は、デビュー曲「僕は存在していなかった」。メンバーカラーの「推しTシャツ」を着た先輩メンバーたちのように、今はまだ純白の後輩メンバーたちが、それぞれの“色”を咲かせる日も遠からず訪れるだろう。