22/7(ナナブンノニジュウニ)、14人の新体制でファイナル公演!9thシングル発売&ツアー追加公演も決定
チアダンス仕込みの元気さで客席や配信視聴者に声掛けをし「国民的アイドルといえばナナニジと言われるくらい、大きなグループにする! 私自身も元気をいっぱい与えられるアイドルになりたい」と頼もしい夢を語ってくれた「りのち」こと望月りの。「ナナニジのプリンスの座を狙っています!」と宣言するのは、メンバー全員を“彼女”にする勢いの「えまっちゃ」こと月城咲舞。インドネシア出身の「るーちゃん」こと四条月の特技はインドネシア舞踊と、アナウンサースクールにも通っていたという下地のあるニュース原稿を読むことで、その天然すぎる挨拶が笑いを呼ぶ。「大好きな歌を歌うことで思いを届けていきたい」と、穏やかながらも芯のある声で伝えた「しぃちゃん」こと椎名桜月。今日が誕生日ということで、昼公演では2日後に誕生日を控えた望月とともにサプライズで祝福を受けた。
「みなるん」こと清井美那は、フラッシュ暗算を特技とする頭脳と、山岳部で養った体力と精神力を持ってグループへの貢献を誓う。メンバー1の小柄さだが、このライブを通してもそれを感じさせないダイナミックなパフォーマンスで魅せてくれた。水泳とバレエを得意とし、演じることに憧れがあるという「おとぼう」こと雨夜音は、一番の緊張しいのよう。「スンってしていたら、手を降ってください」とお願いする様があどけなく、ほほえましかった。日本代表にも選抜されたフェンシングと、長く続けてきた茶道の腕前を誇る一方、変な擬音語を日常会話に盛り込むことも特技な「まおすけ」こと麻丘真央。「なおてゃん」こと相川奈央は「普通で何でもない私を特別にしてくれるナナニジと、ファンのみなさんに恩返しをしていきたい」と控えめな言葉と、自称「あざとい」笑顔のギャップで惹きつけた。
そんな初々しい新メンバーのパワーが爆発し、さらなる進化を見せつけていく後半戦。一人ひとりが情感豊かにセリフを放つ「ヒヤシンス」は、清々しくも力強く、たしかな過去を秘めながら今の22/7を象徴する曲へと色を変えていた。白沢と麻丘、先輩と後輩が手を合わせ生まれるつぼみが清らか。秘密の恋心を歌った「シャンプーの匂いがした」とともに、たしかな春の訪れを告げるのだった。あこがれに満ちた後輩メンバーのまなざし、それを受け止める先輩メンバーの包容力で、これまで以上にリアルな物語が紡がれる。もどかしさとせつなさに一層輝くかけらを抱いて、楽曲の世界へ引き込んでいく「僕が持ってるものなら」。