ラストアイドルとは何だったのか?三拍子(高倉陵・久保孝真)×吉田豪、テレビには映らない少女たちの過酷な舞台裏を語る
2018年8月にテレビ朝日系でスタートしたオーディション番組『ラストアイドル』。オーディションで選出された暫定メンバーが毎週現れる挑戦者とバトルを繰り広げ、勝敗を決するという革新性が話題となった。そして、突如発表された今年の5月の活動中止。初期から審査員として彼女たちを間近で見てきた吉田豪と、番組の司会者として最後の輝きを見つめてきた三拍子の2人が「ラストアイドル」について語り尽くします。
とまどいながらも大健闘
吉田豪 ラストアイドル活動終了ということで、ボクはラストアイドルの初期に関わり、後期は三拍子のおふたりが深く関わってきたわけですけど、初期の番組は観ていましたか?
久保孝真 伊集院(光)さんの頃に1回2回は、どういうことやるんだろうと思って観ましたけど、そんなには観てなかったですね。
高倉陵 僕もぜんぜん観てなくて。初めて関わらせてもらったのはLove Cocchiのメンバーが何かの企画のご褒美でロケをするっていうことで僕らがMCとして呼ばれて。
吉田豪 地上波で流れないような小さなバトルがいろいろあったから、その流れでしょうね。
高倉陵 そうです、いっぱいあるんですよね。
吉田豪 ボクも知らずに、「吉田さんコンサートに来てください」って招待されたから行ったら、「審査員お願いします」って言われて、「え?」みたいな。タダで呼ばれて審査員みたいなパターンがけっこうあったんですよ。
高倉陵 え!!
吉田豪 こっちは何も知らずにギリギリで行ったらスタッフがうろたえてて、「吉田さん到着しました!」みたいになって、なにかと思ったら審査員として使おうとしていて(笑)。そういう小さなバトルがいっぱいあって。
高倉陵 そうですね、そこでMCやるってなったからちょっと調べたんですけど最初は複雑すぎて。シンプルにLove Cocchiというアイドルかと思ったらラストアイドルっていうのがあって、バトルで勝った7人ではない。
吉田豪 負けた人たちのセカンドユニットで、その段階から勉強しなきゃいけなかった、と。
高倉陵 そうなんですよ!
久保孝真 僕らが関わらせてもらったときにはすでにラストアイドルというグループはなかった状態なので。もうLaLuceになっていて。
吉田豪 意味がわからないわけですよね(笑)。
久保孝真 まったく意味がわからない。
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