乃木坂46久保史緒里「最近気づいたんです やましーの存在が特別であることに」
――クセも含めてシンクロしているぞ!と。
久保史緒里 あと、レッスンスタジオでやましーが「もうどうしたらいいかわかんない」って泣いちゃった時があって。その時に、やましーが自分の気持ちを全部さらけ出してくれたんですけど、それが私が考えていることと一緒だったんです。
――久保さんの悩みと一緒だったってことですか?
久保史緒里 そうです。私はあんまり悩みを言わないタイプで、やましーも今まで他人に言ったりしないタイプだったんですけど、初めて言ってくれたのが3期生ライブの期間で。やましーは「自分がどうすればいいのか?という根本的なことがわからない」っていう風に言ってて。私も「自分がここにいて、何をするべきなのか?」っていうのがわからなくて悩んでいた時期だったんです。それから一緒にいる機会もだんだん増えてきたんですけど、3期生ライブのリハーサルの時だったかな? やましーが裏で泣いちゃったことがあったんです。その時に、一番最初にやましーの側にいきたい!と思ったんですよ。
山下美月 ね。来てくれたよね。
久保史緒里 一番最初に行って。
山下美月 あら珍しい!って(笑)。
――前世で会っていたのかはさておき、久保さんにとって山下さんが特別な存在であることは伝わりました……って、山下さんなんで半笑いなんですか(笑)。
山下美月 ふふふ。
久保史緒里 私が話すといつも笑うんですよ!
山下美月 でも、今、久保ちゃんが言ったことはすごく同意します。
久保史緒里 本当に?
山下美月 じつは、私たちって似てるんですよ。最初は「絶対に真逆のタイプだな」と思っていたんですけど。たとえば、『プリンシパル』でいえば、久保ちゃんは実力で少しずつ積み重ねていくタイプで、私はその時の自分の感情をガッ!と出しちゃうタイプで。
――正反対のタイプのように見えますよね。
山下美月 だから、まわりからも「月と太陽」って言われてたんです。久保ちゃんは静かに立っていても輝いている月みたいな存在で、私はギラギラ燃えている太陽みたい、って。自分でも『プリンシパル』を終えるまで「私たちって真逆だな」と思っていたんですけど、そのあとの3期生ライブの準備期間で私もだんだん素を出すようになってきて。私、人前で絶対に泣きたくないと思っていたんですけど、『プリンシパル』が終わってからいろいろ崩壊しはじめて、素を出すようになってから……久保ちゃんとは根の部分が一緒なんじゃないかな?って。
――本質的には似ているんですか?
山下美月 私も本当はネガティブだし、裏ではめっちゃ弱音を吐くし、部屋ではずっと下を向いて泣き叫んでるし(笑)。
――えっ!? 山下さんの方が病んでるじゃないですか!(笑)
久保史緒里 人のことあれだけ言っといて!?(笑)
山下美月 ははは(笑)。でも、久保ちゃんは、そういう弱い自分と真正面から戦っているタイプだと思うんです。ただ、私の場合、もう一人の自分を作って、違う人間に乗り移ってるみたいな感じなんですよ。