乃木坂46梅澤美波「先輩たちの偉大さに改めて気付いて 今じゃなくて先を見られるようになりました」
乃木坂46・梅澤美波と伊藤理々杏にインタビューを実施――。2018年は個人個人に活躍の場がどんどん与えられ、「12人で一つ」の印象が強かった3期生の環境は一変した。ただ、そのことでこのグループの未来を任されているという「宿命」と、これまで以上に向き合わざるを得なくなり、重圧と不安はピークに達しているように見える。3期生のリーダー格である二人はどのような思いを抱えて日々を過ごしているのだろう。(BUBKAアーカイブ…今回は、2019年1月号より乃木坂46・伊藤理々杏&梅澤美波をピックアップ。記事の情報は発売当時のもので最新のものではありません)
不安は大きいけど
――今回のテーマは「3期生の2018年」ということで。先輩たちが卒業をしたり、そろそろ4期生が入ってきたりと、色々と大きな動きがある中で、3期生はどんなことを感じながら活動をしているのかを聞かせてもらえればと思います。
梅澤美波 3期生にとって今年は個々で突出した1年でしたね。特に『シンクロニシティ』が1つのターニングポイントだと思ってて。選抜入りしてない子で舞台をしたり、その後の『ジコチューで行こう!』以降もみんなそれぞれの場所で活躍しているのを見ていると、3期生がようやく乃木坂46の一員としてグループに貢献していく道を見つけられた年だったと思います。
伊藤理々杏 そういえば、加入1年目を迎えたインタビューで「これから3期生をどうしていきたいですか?」と聞かれた時に「今までは3期生で活動してきたけど、来年は個人の力をつけていきたいです」と答えたんですけど、それが実現しているんですよ。レギュラー番組以外に出たり、舞台をやったり、モデルになったり、選抜以外はアンダーとしても活躍したり。「グループのために自分ができることが何か」を考えられた年かなって。
――今年の夏に別雑誌で理々杏さんと(岩本)蓮加さんの対談をした時には、「まだ、乃木坂46の一員になれたと思えない」と話していましたが、この3ヶ月で相当意識が変わったんですね。
伊藤理々杏 いや、本当に!
梅澤美波 それこそ私の意識が変わったのは、初めて選抜入りした『ジコチューで行こう!』からですね。今までは必死すぎて自分が見えてなかったけど、少しずつ視野を広げていけるきっかけになったと思います。
――見えてなかったことは何ですか?
梅澤美波 先輩たちの姿を間近で見るようになって、改めて偉大さに気付きました。いろんなお仕事をいただけても、その都度うまくできなくて落ち込んで。だけど、目の前にいる先輩たちは何を求められて、どう返したら良いのかを自然とできているんですよ。そこが自分には足りないと思ったし、今じゃなくて先を見れるようになりました。
伊藤理々杏 自分の見方が変わったのはアンダーに入ってから。前回『ジコチューで行こう!』のアンダー曲『三角の空き地』でフロントをやらせていただいたんですけど、(中田)花奈さんとか樋口(日奈)さんのパフォーマンスがすごくて。お二人を見て、改めてパフォーマンスの重要さに気付かされた。前は楽しんでやるのが一番の答えだと思ってたんですけど、先輩たちを見て「それだけじゃダメだ」と。腕の角度とかターンのキレとかを目の当たりにして、カッコよく魅せることも大切なんだと気付きました。