乃木坂46北野日奈子さん、家族・メンバー・スタッフに支えられ本当の強さを手にする
少し変な話をしますが、私は北野さんの前世は“愛されずに死んでしまった犬”なのでは?と思っています。
無邪気なところ、強がるところ、寂しがり屋なところ、誠実なところ。そして、いざとなれば大切な人を守ろうとするところ。心の中にある感情を隠すことなく表に出すところがまるで犬のよう。元々幼い頃から動物が好きだった彼女は、小学生のときに動物愛護センターで引き取った保護犬を家族の一員として迎え入れました。北野さんが動物に注ぐ愛情は生半可なものではありません。前世で自身が愛されなかった分、人間として生まれ変わり、動物の命や家族の絆を大切にする人になったのだと思います。
最後に、私が北野さんを推すようになった理由をお話しさせてください。
2015年12月。日本武道館でのアンダーライブで推しメンの永島聖羅さんが卒業を発表しました。何も聞かされていなかった北野さんは、両手で耳をふさいで泣き崩れてしまいました。「一番泣いてくれた」という言葉の選び方は間違っているかもしれませんが、そのとき彼女が誰よりも泣いていたのを覚えています。
翌年3月に開催された永島さんの卒業ライブ。そこで北野さんは迫力のパフォーマンスを見せてくれました。ダンスを苦手にしていたことは当時から知られていましたが、この日の彼女は違いました。推しの卒業ライブで成長したダンスを見せてくれたこと。武道館で誰よりも泣いてくれたこと。永島さんの卒業後に応援するのは彼女しかいないと思いました。それに、北野さんの笑顔と永島さんの笑顔はどこか似ているものを感じます。あの日の素晴らしいダンスを私は一生忘れることはないでしょう。
ゲームクリアまであと少し。
北東を示したコンパスに別れを告げて、勇者は「希望の方角」へと歩き出した。
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