乃木坂46秋元真夏、割烹着姿でメンバーをおもてなし
遠藤さくら「さくらが絵本を読んであげるね」
続きまして「#乃木坂電視台」?
5人目は #遠藤さくら
「さくらが絵本を読んであげるね」
がんばります!よろしくお願いします!
by遠藤さくら#ABEMA#乃木坂46#乃木坂愛してるhttps://t.co/owD25SGApC pic.twitter.com/j1jv6Ti6Su— 乃木坂46 (@nogizaka46) June 19, 2020
ヒュプノスの化身
以前からインタビューなどでたびたび読書好きを公言している、遠藤さくら。中学時代、読書家の兄にファンタジー小説『ダレン・シャン』を薦められたのがきっかけで本を好きになったという。ちなみに、好きな作家は辻村深月、吉本ばなな、東野圭吾などらしい。
そんな彼女が挑んだ企画は「さくらが絵本を読んであげるね」。パジャマ姿の遠藤がベッドで絵本の読み聞かせを行うという遠藤らしいほのぼのした内容なのだが、遠藤は「まだまだ始まったばかりなのですが、ぜひみなさん眠っていただけたらなと思います」とコメント。これから徹夜で『乃木坂46時間TV』を観ようと眠気覚ましにカフェインを過剰摂取し、ギンギンメガシャキ状態の視聴者をまさかの放送序盤で寝かせにかかる、常識を覆すような企画がスタートした。
まずは遠藤が「読んでいると落ち着く。かわいいお話が多くて癒されるし、さみしさを紛らわせてくれる。自分好みの絵を見つけられることも」と絵本の魅力について紹介。そして、自身のお気に入りの絵本だという『14ひきのあさごはん』(作・いわむらかずお)と『そらまめくんのベッド』(作・なかやみわ)の2冊をベッドに入りながら朗読した。
優しく包み込むようなトーンの声、テンポやリズムの心地よさ、「ぴよぴよ」や「ぷっぷくぷー」などのオノマトペを読むときのチャーミングさに安らぎを感じ、BGMで流れるオルゴールの音とのシナジー効果によって、気づいたら瞼がとろり。遠藤の癒しボイスによってスタジオにいるメンバーたちも深い眠りにいざなわれ、枕やぬいぐるみを抱きしめながらウトウトするという展開に(そんななか、和田まあやだけは目をらんらんとさせ、絵本の世界に完全に入り込んでいたのが最高だった)。
のんびり、ゆったりしたペースで読み聞かせし、見ている者を強制スリープさせる遠藤は、さながらギリシア神話の眠りの神・ヒュプノスの化身のよう。そして、多くのファンもラリホーの呪文をかけられたように猛烈な睡魔に襲われて、まどろみの中で視聴するハメになってしまったのだった……。
その一方で、遠藤さくらが絵本を読んでくれるという極めて“バブみ”の高いシチュエーションに、一部の視聴者たちは幼児退行。筆者が伝え聞いたところによれば、バーチャル園児体験を楽しもうと、幼少期に愛用していたブランケットにくるまり、たまごボーロを食べながら視聴する者もあらわれたという。さらに、遠藤さくらの名前にちなんで39回連続動画再生する猛者や、寝落ちするまでエンド(ウ)レスリピートする中毒者もいたとか、いない
とか。
読み聞かせを終えて、本人は「恥ずかしくて大丈夫かな?と思ったけど、無事に読めてよかったです」とコメントしたが、耳を傾けたくなるような穏やかな声は生まれもった才能だ。今後、声優やナレーションの仕事のオファーが来てもおかしくないだろう。また、実際に保育園へ来園し、1日保育士体験をしてみるのはどうだろうか。園児たちとふれあい、泣きやまない赤ちゃんやグズっている子どもに絵本の読み聞かせをする企画があっても面白いかもしれない。大人しくて、引っ込み思案、いつもモジモジしている印象がある遠藤だが、そういう場に行くことによって、あらたな一面が見られることを期待している。
文/宮田英一郎