乃木坂46山下美月「5期生とか6期生とか入ってきても、私が学んだことをちゃんと後輩に伝えていけるような存在に」
――そういう熱さを常に持っている人ですものね、若月さんって。
阪口珠美 そうですね。きっと若月さんも考え込むことや悩むこともあるはずなのに、それを絶対表に出さないプロ意識は本当にすごくて。強い気持ちを持っているのに、だけどそれが強過ぎない。私もそういう女性になりたいなって、心から思います。憧れますね。
――“若月イズム”じゃないですけど、そういう精神を皆さんは引き継いで、後輩に伝えられそうですか?
梅澤美波 若月さんにはなれる気はしないですけど、若月さんから貰ったものは自分の中に、常に持っておきたい。もうすぐ4期生が入ってくるし、その後輩たちに絶対伝えていきたいっていう気持ちはあるけど、あの人みたいになるにはどうしたらいいんだろうって思うよね。無理なんじゃないかなって思っちゃうくらい素敵な人だし、本当に努力もされていて才能もすごくある人だから……どうしたらいいですかね?って思っちゃう。
山下美月 ずっと憧れの存在ではあるけど、なれるとはまったく思っていないです。でも、若月さんのことを追い続けて、きっと卒業してからもいろんな舞台やドラマや映画で若月さんのお芝居を見られることが、私にとっては幸せなことですし、卒業されてからもその姿を見て学び続けたいなって思う。もし数年後に5期生とか6期生とか入ってきても、若月さんから教えていただいたことや私が学んだことをちゃんと後輩に伝えていけるような存在になっていかなきゃいけないっていう責任を感じてます。
――若月さんから学んだことで、自分たちが後輩に「これは伝えたい」と思うのはどんなところですか?
山下美月 アイドルとしてもたくさん学んできたんですけど、人としての礼儀や言葉遣い、目上の方に対する態度やお仕事に対する姿勢、そういうものもすごく学ばせていただきました。私たちは乃木坂46に入りたての頃、まだ普通の女子高生で、「おはようございます」っていうのが挨拶だと知らなくて、先輩たちの姿を見て学んできたので、そういう当たり前のことはしっかり伝えていきたいです。あとは、やっぱり……真面目さ?
阪口珠美 うん、そうだね。
山下美月 真面目さといってもいろんな種類の真面目さがあると思うんですけど、一つひとつのことを大切に、全員が幸せでいられて、嫌な気持ちにならないようにしてくださる。たとえ自分を犠牲にしてでも、周りの方への気配りができるのは本当にすごいことだし、そういうところが乃木坂46らしさなんじゃないかなと思います。
――アザーカット、他の記事は「BUBKA2018年12月号」で
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