日向坂46「6回目のひな誕祭」サプライズで長濱ねるらOGメンバーが登場し『ひらがなけやき』を披露!

撮影=上山陽介
4月5日(土)、6日(日)の2日間に渡って、日向坂46のデビュー6周年を祝うライブイベント「6回目のひな誕祭」が横浜スタジアムで行われた。今年の目玉は、日向坂46として発表した楽曲の全曲披露。前身グループ・けやき坂46(通称ひらがなけやき)時代の名曲も含め、2日間で計114曲をパフォーマンスした。また、結成時からグループを支えてきた佐々木久美と佐々木美玲の「W佐々木」が、本イベントをもってグループを卒業。5日に美玲、6日に久美の卒業セレモニーが行われ、各日4時間を越えるイベントの中でファンは涙と笑いに包まれた。オフィシャルレポートでは、グループのキャプテンを務めていた久美の卒業セレモニーを含む、6日のイベントの模様をお伝えする。

撮影=上山陽介
四期生が『見たことない魔物』で会場のボルテージを高めた後は、佐々木久美をフィーチャーしたVTRへ。2016年、けやき坂46としてグループが結成された際に、初イベント「おもてなし会」を行ったお台場を訪れ、様々なことを語った。「TOKYO IDOL FESTIVAL2017」の楽屋で、久美が他メンバーの態度に激怒し、「悔しくないの、みんな?」と訴えたグループ初期の出来事について、「初めてですね、あんなふうに、自分の気持ちをみんなに言ったのは」と語った。そしてこれまでのグループでの活動を「楽しかったです。もう、9年間ずっと楽しかったです」と感慨深げに振り返った。
そして、佐々木久美がプロデュースするブロックに。自身がセンターを務める『My god』、メンバー人気の高い『抱きしめてやる』をパフォーマンス。続くユニット曲『沈黙した恋人よ』は、久美以外の歌唱メンバーが全員卒業しているが、今日は副キャプテンを務める「相棒」の髙橋未来虹とふたりで歌った。髙橋は目に涙を浮かべながら最後まで歌い切り、励まされるように久美に手を取られて笑顔を見せた。そしてメンバー全員で『車輪が軋むように君が泣く』を歌う。過ぎた過去とこれからの未来を歌った歌詞に、多くのメンバーは涙を流しながら熱唱した。そして久美たっての希望で、最後は全員で肩を組んで合唱した。

撮影=上山陽介
MCでは、久美と長い時間を過ごしてきた一、二期生のメンバーが思い出を語った。富田は初めて自宅に久美を呼んだ際、なぜか逆立ちをし始めたというエピソードを披露。「さかさまの世界って面白いよ」という久美の言葉に、「怖っ」「次元が違う」という声も上がる中、富田は「何年経っても、いろんな面が出てくるのが久美さんですよね」と言って締めた。
ここからは期別&ユニット曲へ。四期生の最新曲『足の小指を箪笥の角にぶつけた』、三期生曲『パクチー ピーマン グリーンピース』、二期生曲『You’re in my way』『君は逆立ちできるか?』、一期生曲『どうする?どうする?どうする?』がパフォーマンスされた。

撮影=上山陽介
続いて、藤嶌果歩&渡辺莉奈の『妄想コスモス』、小坂菜緒&上村ひなの&正源司陽子&山下葉留花の『夜明けのスピード』が披露される。さらに、佐々木久美と無二の親友だった加藤史帆のソロ曲『どっちが先に言う?』を久美がソロ歌唱。そして、『ナゼー』を河田陽菜&松田好花が、『その他大勢タイプ』を金村美玖&富田鈴花&上村ひなのがパフォーマンスした。

撮影=上山陽介
四期生によるMCを挟んで、再びカップリング曲へ。一〜三期生がフロートに乗り込み、客席にサインボールを投げ入れながら『ホントの時間』『一生一度の夏』を歌った。
ここで、昨年この横浜スタジアムで卒業したOG、齊藤京子のメッセージ映像が流れる。「久美がここまで引っ張ってきてくれた日向坂46が最強だってことを、この会場にいるみんなで証明しましょう」と呼びかけるとともに、ファンに「最高のプレゼントを用意しました」とフリを作った。そしてステージに、長濱ねるを先頭に井口眞緒、潮紗理菜、影山優佳、加藤史帆、高本彩花、東村芽依という7人のOGメンバーが登場。残る一期生のW佐々木、高瀬愛奈を加えた10人で、けやき坂46が初めてもらった楽曲『ひらがなけやき』を当時の衣装で歌った。

撮影=上山陽介
けやき坂46は、もともと長濱ねるひとりからスタートしたという歴史がある。しかし途中でグループを離れた長濱が、このステージで「私はひらがなけやきのみんながしんどい時とか、嬉しい時に立ち会えなかったのが、すごい心残りだったから」と言って涙を浮かべると、全員が集まってハグをした。
また、今日は会場に来られなかった柿崎芽実の手紙を潮紗理菜が代読。佐々木美玲、佐々木久美、そして5月のライブで卒業が決まっている高瀬愛奈へのメッセージとともに、「おひさまのみなさん、日向坂46を好きでいてくれてありがとうございます。これからもずーっと一緒に応援しましょうね」と、自身もファンのひとりとして観客に呼びかけた。VTRで出演した齊藤京子と合わせると、グループ結成時の12人が全員今回のライブに関わった形となり、9年経っても失われない絆を感じさせた。さらに、一期生にとって思い出が詰まった名曲『永遠の白線』をパフォーマンス。二〜四期生も全員参加し、OGとの奇跡の共演を果たした。

撮影=上山陽介
ここからは現役メンバー全員で『僕に続け』と『HEY!OHISAMA!』を歌う。後者では、上村ひなののリードでファンとコール&レスポンスを楽しんだ。そして髙橋未来虹がセンターを務める『錆つかない剣を持て!』を、鬼気迫る表情でパフォーマンス。
終盤のブロックは、シングル表題曲を立て続けに披露。『僕なんか』『君しか勝たん』『君はハニーデュー』『卒業写真だけが知ってる』と、クールな曲とキュートな曲を織り交ぜ、日向坂46の多面性を見せた。そして佐々木久美がセンターを務める2ndアルバムリード曲『君は0から1になれ』へ。バレエ経験者でダイナミックな踊りに定評のある久美を中心に、ダンサブルなパフォーマンスで観客を沸かせた。

撮影=上山陽介

撮影=上山陽介
本編最後は日向坂46のセルフタイトル曲『日向坂』。欅坂46のアンダーグループ・けやき坂46としてスタートし、2019年に日向坂46としてメジャーデビューしたというグループの歴史をたどるような内容の楽曲が披露された。
そしてアンコールが開けると、ステージ上に異変が。メンバーが誰一人も登場しないまま、モニターに楽屋前の映像が流れる。どうやら楽屋から出てこようとしない一期生に、二期生の松田好花が「好きですねー、立てこもり」と言って呆れる。2017年に起こったグループ史上最大の事件「一期生衣装部屋立てこもり事件」をオマージュした演出だ。二期生やファンの呼びかけに応じ、高瀬愛奈、佐々木美玲は楽屋から出てきたが、久美は楽屋から出るなり会場へ走り去ってしまう。
その久美が、今度はアリーナを自転車で爆走しながら登場。「ライブまだまだ終わらせねーぞー!」と叫び、そのまま『ひらがなで恋したい』を歌う。他のメンバーが呼びかける中、ようやくステージに上った久美は、振り付け通りに河田陽菜を豪快に振り回した。こうした卒業セレモニーでは、アンコール明けに卒業メンバーがドレスを着て登場するのが定番だが、お笑い好きの久美らしく、ここでも「茶番」を仕込んでいたようだ。

撮影=上山陽介
そして、四期生曲『夕陽Dance』、三期生曲『青春ポップコーン』、二期生曲『恋した魚は空を飛ぶ』を久美が後輩たちに混じってパフォーマンス。誰よりも元気にステージを飛び跳ね、体力モンスターぶりを見せつけた。最後は全員で一期生曲『ハロウィンのカボチャが割れた』を踊った。
(文/西中賢治)
6回目のひな誕祭 セットリスト
【DAY1】2025.4.5(SAT)
- Overture
- キュン
- こんなに好きになっちゃっていいの?
- Am I ready?
- ロッククライミング
- この夏をジャムにしよう
- 自販機と主体性
- Dash&Rush
- 最初の白夜
- 耳に落ちる涙
- 飛行機雲ができる理由
- 声の足跡
- 恋は逃げ足が早い
- 雪は降る 心の世界に
- 君を覚えてない
- 10秒天使
- 孤独な瞬間
- もうこんなに好きになれない
- 夢は何歳まで?
- 酸っぱい自己嫌悪
- Footsteps
- どうして雨だと言ったんだろう?
- ガラス窓が汚れてる
- アディショナルタイム
- 膨大な夢に押し潰されて
- 永遠のソフィア
- キツネ
- イマニミテイロ
- 三輪車に乗りたい
- My fans
- 期待していない自分
- ブルーベリー&ラズベリー
- ゴーフルと君
- 43年待ちのコロッケ
- 世界にはThank you!が溢れている
- 嘆きのDelete
- Cage
- どこまでが道なんだ?
- あくびLetter
- 真夜中の懺悔大会
- 接触と感情
- 何度でも何度でも
- ただがむしゃらに
- 約束の卵2020
- NO WAR in the future 2020
- あの娘にグイグイ
- One choice
- 月と星が踊るMidnight
- 絶対的第六感
- アザトカワイイ
- JOYFUL LOVE
<アンコール> ※佐々木美玲卒業セレモニー
EN1. わずかな光
EN2. Instead of you
EN3. 好きということは…
EN4. 知らないうちに愛されていた
【DAY2】 2025.4.6(SUN)
- Overture
- ドレミソラシド
- ソンナコトナイヨ
- ってか
- シーラカンス
- 雨が降ったって
- 愛のひきこもり
- Right?
- 沈黙が愛なら
- 君のため何ができるだろう
- 愛はこっちのものだ
- 骨組みだらけの夏休み
- ときめき草
- 友よ 一番星だ
- 思いがけないダブルレインボー
- SUZUKA
- 一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない
- ママのドレス
- やさしさが邪魔をする
- 窓を開けなくても
- 恋とあんバター
- See Through
- まさか 偶然…
- 青春の馬
- 孤独たちよ
- 川は流れる
- 見たことない魔物
- My god
- 抱きしめてやる
- 沈黙した恋人よ
- 車輪が軋むように君が泣く
- 足の小指を箪笥の角にぶつけた
- パクチー ピーマン グリーンピース
- You‘re in my way
- 君は逆立ちできるか?
- どうする?どうする?どうする?
- 妄想コスモス
- 夜明けのスピード
- どっちが先に言う?
- ナゼー
- その他大勢タイプ
- ホントの時間
- 一生一度の夏
- ひらがなけやき
- 永遠の白線
- 僕に続け
- HEY!OHISAMA!
- 錆びつかない剣を持て!
- 僕なんか
- 君しか勝たん
- 君はハニーデュー
- 卒業写真だけが知ってる
- 君は0から1になれ
- 日向坂
<アンコール> ※佐々木久美卒業セレモニー
EN1. ひらがなで恋したい
EN2. 夕陽Dance
EN3. 青春ポップコーン
EN4. 恋した魚は空を飛ぶ
EN5. ハロウィンのカボチャが割れた
EN6. 誰よりも高く跳べ! 2020

撮影=上山陽介

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