SKE48荒井優希、ステージ上でリング上でひときわ目立った“存在感”

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3月31日、SKE48の荒井優希が卒業公演を行った。
2013年11月、荒井はドラフト1期生としてSKE48に加入。AKB48グループが開催していた「ドラフト会議」で、チームKⅡから4巡目に指名された。京都に住む中学生だった。
彼女のキャリアを語る上で外せないのは、やはりプロレスである。2021年5月、コロナ禍真っただ中にプロレスラーとしてデビューしたのだ。
がらんとした無観客の後楽園ホールで私は見守った。プロレスラー・荒井優希は長身と表情が武器だった。その辺のプロレスラーより荒井(167cm)の方が大きい。後楽園以外の大会場にも映えると思った。頭身バランスもいい。もうひとつ、アイドルでは見せたことがなかった表情も抜群だった。リング上での感情表現が豊かなのだ。どんな状況なのか、観客に伝わりやすいことは、レスラーとして大きな魅力だ。
その後も荒井はプロレスを続けた。同年、東京スポーツ主催「2021年度プロレス大賞」の新人賞を受賞。2022年には初めてチャンピオンベルトを腰に巻いた。
その頃からアイドルとしても存在感を増してきたように思える。愛知・日本ガイシホールで行われたコンサートでは、ひときわ目立っていた。どの角度から観ても荒井が一番目立っていた。長身だったからではない。二刀流で自信を身につけたのだろう。
プロレスは360度の観客から視線が送られる。劇場公演では基本的にそれはない。ところが、ガイシホールのムービングステージは後ろ姿も見られてしまう。その後ろ姿さえも荒井には隙がなかった。
劇場の新公演ではセンター楽曲も与えられた。167cmがど真ん中に立つと、神々しさを感じる。表情からは余裕もうかがえるようになった。劇場を狭く感じさせるのは彼女くらいかもしれない。
先日、大田区総合体育館で行われた東京女子プロレスの試合に足を運んだ。荒井の対戦相手は里村明衣子。すでに引退を表明している女子プロレス界の横綱とは最初で最後の邂逅だった。
熱戦の末、荒井は敗れたが、試合後の会見で里村は荒井について「こんな選手いたんだ……」と絶賛した。その顔に嘘はなかった。続けて、「(試合後、リング上で荒井から)これからはプロレス一本で(プロレス界を)引っ張っていきますと言われた」とコメントした。それくらい荒井は本気でプロレスに取り組んでいる。
卒業公演のスピーチで荒井は、「東京ドームを目指す」と語った。嘘や冗談でこんなことは言えない。そんな日が来たら、ファンはもとよりメンバーたちもドームに駆けつけるはず。そんな日が来たら、彼ら、彼女らは卒業公演での“ゆきちゃんコール”以上の“荒井コール”を送るだろう。
取材・文=犬飼華
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