2025-01-07 07:00

「負け運って何ですか?」櫻坂46の2作連続センター 山下瞳月が『紅白』では見せなかった「負けの美学」

山下瞳月(左)と藤吉夏鈴(右)

毎週日曜日深夜24:50から放送中の、櫻坂46の冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(以下、『そこさく』)。2025年最初の放送となった1月5日(日)には、グループで最もバラエティ運のあるメンバーを決める「もってるクイーン」企画がオンエアされ、三期生の山下瞳月が栄冠に輝いた。2024年は2作連続で表題曲センターを務め、『紅白歌合戦』では堂々たるパフォーマンスで存在感を発揮していた彼女は、バラエティでも活躍してくれそうだ。

同企画は、2025年の『そこさく』を盛り上げるために必要な“ミラクルを起こす運”を持つメンバーを様々な運試し対決で決定するもの。櫻坂46にはバラエティに積極的なメンバーが多く活躍している中、今回の対決は完全運任せ。バラエティ的においしい「ハズレ」を引いたメンバーが次のステージに進んでいく形式で行われた。

一回戦のロシアンシュークリーム対決では、武元唯衣や松田里奈などのバラエティ担当のメンバーたちが「ハズレ」のからし入りシュークリームを食べる中、同じく積極的なメンバーである井上梨名は「アタリ」の美味しいシュークリームを食べてしまい脱落。

その一方で、印象的な活躍を見せたのは二期生の藤吉夏鈴と三期生の山下瞳月の2人。藤吉は「今年も運だけで生きていく」と抱負を語った直後に、「ハズレ」のシュークリームを食べると「くさっ!」と悶絶。思わず顔を背けてしまうほどだったが、バラエティ運がある方だと思い出すと、赤面しながら余裕の笑顔を見せていた。一方の山下は「む~」とうつむく静かなリアクションを披露。我慢するために両手でギュっと握る姿は、同番組で初めてビリビリ低周波を受けた時と同じリアクションだった。

その後の山下は、ビリビリ椅子対決で3回連続電流をくらうなどバラエティ運を発揮。山下・武元・松田の三つ巴となった最終対決では、メンバーの頭上にある3つのバケツの内、1つだけ水が入っている「ハズレ」を選んだメンバーが、「もってるクイーン」の称号を手にすることとなった。

3人同時にバケツを選ぶと、山下だけ被らず、武元と松田が同じバケツを取り合う展開に。しかし、結果は1人だけ被らなかった山下のバケツに水が入っており、見事「もってるクイーン」の称号に輝いていた。初めから他2人と被らず、「ハズレ」のバケツを選んでいた山下は誰よりも強力なバラエティ運を持っていた。

バラエティ的に嬉しい「ハズレ」を引き続け、「もってるクイーン」に輝いた山下。彼女のこれまでを振り返ると、負け続けたことがバラエティ的な勝ちに繋がっていた。過去の『そこさく』でも山下は、初センター時のフィーチャー企画「新センター山下瞳月の『かかってこんかい!』」(2024年7月8日放送)で、彼女が「これならメンバーに勝てる」と思う分野で対決するも連敗。リベンジマッチとなった「これなら負けへんで」企画(2024年9月16日)でも負けており、“負け運”キャラが定着していた。しかし、今回の企画では、その運が功を奏し、バラエティ的な勝利に結びついていた。

今回の放送では藤吉や山下以外にも、二期生の遠藤光莉や三期生の小島凪紗がMC陣からイジられるなど見どころ盛りだくさん。2024年末には山﨑天を『そこさく』のMVPと紹介させてもらったが、2025年の『そこさく』では、これから加入する四期生も含め、新たなキャラクターが誕生しそうだ。

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