新宿アルタが熱気に包まれた日! 僕が見たかった青空 年内ラスト雲組単独公演で見せた1年間の成果
2024年12月20日、アイドルグループ「僕が見たかった青空」の雲組が単独公演を行った。会場は新宿のKeyStudio。来年、スタジオアルタがなくなることことで、同所での定期公演はラストとなった。雲組がこの会場で毎月のように公演をしてきた1年間を振り返る。
2024年1月17日から始まった「雲組単独公演」。今年はほぼ毎月「#13」まで開催された。1日2回公演もあったので全16公演が行われたが、そのうち12回が東京・新宿にあるKeyStudioが会場だった。
同所は新宿駅東口のファッションビル「新宿アルタ」(正式名称は新宿ダイビル)7階にある。アルタの7階といえば、かの有名なテレビ番組『笑っていいとも!』の公開生放送が行われていたことでおなじみだ。タモリはアルタに31年半も通ったことになる。
1980年に開業したこのアルタは、来年2月いっぱいで営業を終了する。名物のアルタビジョンを見ることはできなくなるし、アルタ前での待ち合わせもできなくなる。
『笑っていいとも!』が終了してしばらくすると、スタジオアルタはライブエンタテインメントシアター「KeyStudio」に様変わり。主にアイドルが集うライブハウスに変貌を遂げた。そんな場所で雲組は単独公演を行ってきたのだ。
筆者は同所で12回開催された同公演を10回観覧してきた。多少の変更はあるが、メンバーの変化を定点観測してきたつもりだ。
僕青には専用劇場がない。専用のレッスン場もない。自分がしたい時に練習できる環境はない。レッスン場を借りている時間に踊るか、自分の部屋で練習するしかない。そうすると、成長速度が遅くなるものだ。
しかしながら、これほどまでに成長が速いグループを私は知らない。アイドルグループにはどうしてもダンスが苦手というメンバーが数人いるものだが、今の僕青には見当たらない。ライブを意識したレッスン、そしてアウトプットする機会が毎月の定期公演で訪れる、そうしたサイクルによってアイドルとして必要な筋肉が鍛えられているように感じられる。
僕青の公式YouTubeで雲組のレッスン風景が公開されたことがある。その動画(雲組 Documentary #4 )を見る限り(取材でも裏づけは取っているが)、ダンス経験のある長谷川稀未と持永真奈が全体を見渡して、練習方法などを伝授しているようだった。持永は4作目で選抜入りしたので、今は長谷川がダンスに関してのキーマンとなっていると思われる。
それもこれも定期的に雲組単独公演が開催されるからだ。披露するためにレッスンを積む。その機会があるから力が伸びるのだ。
そして、歌。12月20日にKeyStudioラスト公演で一番感じられたのは、声量が上がっていることだった。それは1月とは比べ物にならないほどだ。
それはなぜか。これも練習方法によるものだ。僕青のレッスンでは、踊りながら歌う時間を作っているという。私の知る限り、アイドルグループは歌とダンスを分けてレッスンしているところがほとんどなのだが、僕青は(歌のレッスンがあるにはあるが)歌とダンスを分けて考えていないのだ。
というのも、アイドルとは「歌って踊る」がセットだからだ。振り付けがない曲もあるが、ほとんどが踊りながら歌う。だったら、踊りながら歌う練習をすればいい。
そうすると、「歌って踊る」ために必要な筋肉がつく。踊りながら歌うのには、それなりの筋肉がなくてはいけない。声がブレないためには強い出力が必要だからだ。その出力には筋肉と肺活量が要る。それを含めて体力と呼ぶ。歌が上手くなるより前に、踊りながら声が出なくてはアイドルとして話にならない。そんな体力が僕青についてきたということが、KeyStudioラスト公演で見えてきた。
公演にはMCの時間もある。3rdシングル期間までは須永心海がトークを回す役を担ってきたが、4thシングルの雲組にはでは須永がいない。その役は複数人で埋めていた。これもまた1月と比較すると、トークが滑らかになってきている。
この2作は、杉浦英恋がMCで回し役を務めることが多い。高校1年生ながら達者なトークで全体のレベルを引き上げた。また、彼女はパフォーマンスでもセンターに立つことが多く、いくつものジャンルのダンスを習ってきた経験に裏打ちされた、豊かな表現力で雲組をけん引している。
青木宙帆は、過去にある楽曲で外されたことがある。それも一人だけだ。その様子は公式YouTubeでも公開されているが、要は一定のレベルに達することができなかったからだ。ところが、先日のライブでは遜色なく踊れるようになっている。木下藍も同様に#1と比較すると顕著にダンスパフォーマンスに磨きがかかっている。
伊藤ゆずも萩原心花も岩本理瑚もセンターを任されるようになった。1年前、本人たちだって、そんなことは想像しなかったはず。それもこれも、任せたくなる存在になったということだ。
来年1月、雲組単独公演は渋谷PLEASURE PLEASUREへと会場が移る。新宿KeyStudioでの経験と、熱狂に満ちた会場のボルテージを引き継ぎ、さらなる大舞台へと羽ばたいていけるに違いない。たかが一年、されど一年。メンバーはこの経験をずっと忘れないはずだ。
12月20日 雲組単独公演 セットリスト
M1 『微かな希望』
M2 『君のための歌』
M3 『青空について考える』
M4 『好きすぎてUp and down』
M5 『制服のパラシュート』
M6 『スペアのない恋』
M7 『好きになりなさい』ゆず©セリフ
M8 『空色の水しぶき』
M9 『暗闇の哲学者』
M10 『涙を流そう』
M11 『初めて好きになった人』
インフォメーション1
雲組 Documentary #4
(『僕が見たかった青空 公式YouTubeチャンネル』より)
https://www.youtube.com/watch?v=gjRNnKCBB5A
インフォメーション2
『僕が見たかった青空ワンマンライブ ~2024青春納め~Day2. 2024ラストライブ』が本日17時よりABEMA PPVにて配信。
https://bit.ly/4j6BJVU
インフォメーション3
僕が見たかった青空 5thシングルが2025年3月19日(水)に発売決定!
詳しくは僕青公式HPをチェック。
https://bokuao.com/news/detail/2458
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