乃木坂46 副キャプテン・菅原咲月は1人で100馬力!?齋藤飛鳥も予言していたキャプテンシー
乃木坂46の2代目副キャプテンに、5期生の菅原咲月が就任した。現キャプテンの梅澤美波も経験したポジションに抜擢されたということは、いずれは彼女がグループの先頭に━━そんな期待感を抱きながら、今回は彼女の魅力について紹介していきたい。
彼女を語るうえで触れておきたいのは、「小吉」という愛称だ。冠番組『乃木坂工事中』の29枚目シングルヒット祈願企画(2022年4月3日放送)にて、菅原がおみくじで“小吉”を2回連続で引いたのに対し、MCのバナナマン・設楽統が「小吉って呼ぶぞ!」と発言したことに由来する。以降、5期生を名字で呼ぶ設楽が唯一、菅原だけを「小吉」と呼び続けており、番組初登場から約1カ月でキャラが定着。現キャプテンの梅澤も設楽から「梅!」と愛称で呼ばれているのも、梅澤と菅原の共通点となっている。
「小吉」の愛称は他の番組で注目されることも。『ラヴィット!』(TBS系、月曜~金曜あさ8時から)に菅原が出演した際、「ファンから『小吉』で親しまれている」と紹介されると、MCの麒麟・川島明が「裏番組で(博多華丸・大吉)の大吉さんやっているから、(愛称は)さっちゃんで」と笑いを誘っていた。
一方、同期の5期生といる時の菅原は、常にハイテンションで、奥田いろはからは「さっちゃんは1人いると100人分ぐらい喋っている」とのタレコミが。また、SHOWROOM配信にてファンから「もしも菅原咲月が10人いたら」という質問が届くと、岡本姫奈と奥田の2人は「勘弁してください。1人でも手一杯なんで、充分賑やかです」と答えており、これ以上はお手上げ状態だという。『乃木坂工事中』ではライブのリハ中に、一ノ瀬美空の前で無視されても踊り続ける菅原の姿が記録されており、公式YouTubeチャンネル『乃木坂配信中』には、楽屋での普段の菅原の様子が分かる動画も上がっている。
5期生の中心で賑やかな存在である菅原。そんな彼女の活躍に注目していたメンバーがいた。1期生の齋藤飛鳥だ。31stシングル『ここにはないもの』のヒット祈願では、卒業する齋藤がメンバー全員にメッセージを残していた。その中で菅原のことを「5期生って個性がめっちゃ強くて、『どうやってまとまるんだろうな』って思って見てたんですけど。菅原がMCとかやっていて、強く出ている5期生の個性というアクをパパっと取って、いい感じの味にしてくれる」と分析。メンバーをまとめる器量や能力に注目しており、今回の副キャプテン就任を予言したようにも思える。
菅原はステージ上での度胸も持ち合わせている。初ステージの5期生お見立て会では、バスケットボールのフリースローを一発で見事に成功! かと思いきや、ドリブルシュートではトラベリングという初歩的なミスを。抜けた部分で親しみを感じさせるのも彼女の魅力だ。また、5期生初冠番組『新・乃木坂スター誕生』では、歌手の麻倉未稀とヒット曲の『HERO』をデュエットで披露(2022年5月9日放送)。本人を目の前にして熱唱する姿は、デビューから約3カ月とは思えない自信に満ち溢れた佇まいで、MCのオズワルド・伊藤俊介が「いかつい」と評するほどだった。
菅原のセンター楽曲『バンドエイド剥がすような別れ方』は、MVの再生回数が1500万回を突破。公式YouTubeチャンネルにアップされている全166曲のMVの中で14番目の再生回数で、グループを代表する1曲となっている。同期の井上和とは「なぎさつ」コンビの愛称で親しまれ、「11th YEAR BIRTHDAY LIVE」の「5期生ライブ」や、「12th YEAR BIRTHDAY LIVE」では、1期生の白石麻衣と橋本奈々未のデュエット曲である『孤独兄弟』を披露。会場で起きた歓声からは、「なぎさつ」ペアの『孤独兄弟』を待ち望んでいたことが伝わってきた。
そんな2人に対し、1期生・秋元真夏は「特に2人はグループを『ちゃんと前に進めなきゃ』というのを強く感じていたから、階段10段飛ばしぐらいで2人には色々教えちゃって。ちゃんと付いてきてくれて嬉しかった」と語っていた(『乃木坂工事中』、2023年2月5日放送)。加入初期から2人にかけられた期待とプレッシャーは、5期生の中でも格別だったに違いない。井上は表題曲センターを2度経験し、グループを代表するポジションに立ち、菅原は選抜とアンダーの両ステージを経験して、5期生をまとめる立場からグループ全体を支える役割を担うことになった。
新メンバーの加入が目前に迫り、初めて後輩ができることから生じる心境の変化に加え、菅原は役職を持つことによるプレッシャーとも向き合っていくことになった。器用に立ち回る時もあれば、梅澤がブログで語るように「誰かのために涙する」一面も菅原は持っている。これまでのキャプテン経験者たちと同様に、他人に寄り添い、感情を共有しながら、時には梅澤のように厳しい視線でグループと向き合い、刺激を与える役割を担うことになるだろう。彼女の歩む道のりが乃木坂46の歴史になっていく。
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— 乃木坂46 (@nogizaka46) December 14, 2024
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