日向坂46小西夏菜実、“顔芸”に自信も「言葉に感情を入れる演技ができる人が羨ましい」
ステージで舞い踊る彼女は、まるで金魚のようだった。月の光がスポットライトのように照らし出し、小西夏菜実が夜を彩る―――
ゼンブ・カオゲイ
――センターを務めている四期生曲の『雨が降ったって』はポジティブな歌詞ですが、根がネガティブな小西さんはどんな気持ちで歌っていますか?
小西夏菜実 「まぁ、いいか」となる要素は自分の中にもあるので、「これも自分だな」と思いながら歌ってます。
――さまざまなライブで『雨が降ったって』を歌っていますが、段々とポジティブになることは……。
小西夏菜実 歌っている時は曲の世界に合わせているけど、普段の性格が変わることはありません(笑)。
――ネガティブは自分に必要な部分だと思いますか?
小西夏菜実 いや、ずっと「ネガティブなところがなくなってほしい」と思ってはいるんですけど、変えられなくて。いい方向に考えられる人になりたいんです。
――日本武道館3DAYS(8月27日~29日)の『雨が降ったって』の曲前で、音に合わせて表情を変えていきました。
小西夏菜実 寸劇をすることになって、「じゃあ、顔芸をやろう」と思ったんです。あえて練習はせず、本番のフィーリングでやりました。3公演とも違う顔だったと思います。
――ハートが強くないとできないですよね。
小西夏菜実 顔芸には自信があるんです(笑)。
――映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』でも小西さんは表情が豊かでした。
小西夏菜実 自分ではそう思っていなかったんですけど、熊切(和嘉)監督から「顔芸」と言われて(笑)。ただ、演技の表現が「顔芸」しかないので、言葉に感情を入れる演技ができるような人が羨ましいです。
――『BRODY』6月号で、「パフォーマンス中の表現は演技に近い」と話していましたが、『ゼンブ・オブ・トーキョー』を経験して、今後も演技の仕事をしたいという意欲は湧きましたか?
小西夏菜実 はい。機会があれば、また演技にも挑戦したいです。
――『ベイビーわるきゅーれ』シリーズが好きなんですよね。
小西夏菜実 大好きです。1作目と2作目はサブスクで観て、3作目は劇場で観ることができました。スタントなしのアクションがカッコよくて引き込まれるんです。2人の“つながり”も熱いなって。
――『ベイビーわるきゅーれ』のような映画に出演するとして、四期生ではパートナーに誰を選びますか?
小西夏菜実 一緒にいることが多い清水理央です。私は運動神経が悪いので、アクションシーンの8割は理央に任せようと思います(笑)。
取材・文/大貫真之介
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