乃木坂46『バンドエイド剥がすような別れ方』MVが1500万回再生突破!歴代のシングル曲を超える勢いで5期生の代名詞に
乃木坂46の『バンドエイド剥がすような別れ方』のMV再生回数が1500万回を突破した。現在、乃木坂46の公式YouTubeチャンネルにアップされている全166曲のMV中14番目の再生回数で、シングルの表題曲を除くと3番目の記録となる。
『バンドエイド剥がすような別れ方』は、2022年8月31日にリリースされた乃木坂46の30thシングル『好きというのはロックだぜ!』に収録されている5期生楽曲。乃木坂46には期別メンバーのみで構成された「〇期生楽曲」があり、3期生以降は加入時に名刺代わりの1曲が用意され、その後もシングルリリースの際に収録されている。3期生は『三番目の風』や『僕の衝動』、4期生は『4番目の光』や『I see…』などがあり、5期生加入時には『絶望の一秒前』、『バンドエイド剥がすような別れ方』は2つ目の5期生楽曲として発表された。
同曲のセンターを務める菅原咲月は、MV公開直後のブログで「公開から1日なのにも関わらず沢山の方に見て頂けているようでとても嬉しいです、!! リアルタイムでのお話しなのですが、動画を開くたびに再生回数が増えていて驚きです、、」と綴っていた。彼女の言う通り、同曲のMVは公開直後の1日で78.9万回再生を記録。これはカップリング曲ながら3000万回再生を突破し、乃木坂46の歴代MVで5番目の記録を持つ『I see…』の初動を超える数字だ。初日の勢いそのままに、2日間の累計で114.3万回再生され、表題曲の『君に叱られた』や『Actually…』を上回っていた。
『バンドエイド剥がすような別れ方』は5期生にとって節目の1曲だ。というのも、最初の5期生曲である『絶望の一秒前』は、5期生11名全員でのパフォーマンスが叶わなかった。学業の都合で池田瑛紗と川﨑桜のお披露目が遅れており、レコーディングには参加したが、MVではシルエットのみの登場となったからだ。つまり、『バンドエイド剥がすような別れ方』は5期生全員で踊った初めての楽曲で、池田は同曲のMV公開直後のブログで、「私にとってダンスシーン含めての参加はほぼ初めてのMV。絶望の1秒前の時、みんなはこんな気持ちで撮っていたんだなーとさくたんと2人で眺めていた時の事を思い出したりしました。このMVを1番見せたいのはあの時の自分かもしれないです」と心境を綴っている。
同曲はライブでの披露回数も多い。「乃木坂46真夏の全国ツアー2022」の初日で初パフォーマンスされると、以降はツアー全公演で披露。ツアーファイナルの東京公演ではジョンソン・エンド・ジョンソンからバンドエイドが配布されるブースが設けられていた。2023年の全国ツアーでは全公演でライブ終盤に披露され、2024年のドームツアーでは期別コーナーにて、『17分間』と一緒に取り上げられていた。ライブでの披露回数やMVの再生回数から『バンドエイド剥がすような別れ方』は『絶望の一秒前』と対をなす、5期生の代名詞的な1曲となっている。
2022年7月上旬に10thシングル『何度目の青空か?』と同じロケ地で撮影された『バンドエイド剥がすような別れ方』のMV。あまりの暑さに衣装の靴が溶けてしまったというエピソードがメンバーブログで明らかになるほど過酷な環境だったが、お披露目から約5カ月のメンバーたちは、まぶしい笑顔と自信に満ちたパフォーマンスを見せている。MV序盤、クラスメイトになった5期生は暗い教室で勉強漬けの日々を送り、成績順を意識しているのか殺伐とした空気が漂っている。そんな中、菅原のスマホに映るのは、真っ青な空の下、爽やかな水色の衣装を着た5期生が、空が反射して青く輝くアクリルステージの上で踊る姿。その動画をきっかけに菅原を中心としたグループが生まれ、最後には「And the eleven of them became friends little by little(そして11人は、少しずつ仲間になっていった)」というメッセージでMVは完結する。11人全員揃って初めて撮影された作品で、以降毎シングルで5期生楽曲が収録されており、全曲でセンターが異なるという、粒ぞろいの5期生の実力が示されている。
現在、乃木坂46の公式YouTubeチャンネルに公開されているMVで1000万回再生を突破しているのは22曲あり、その内19曲が表題曲となっている。それらに迫る勢いで、3番目の5期生楽曲である『17分間』も931万回再生(2024年10月18日時点)で、1000万回再生が目前となっている。『バンドエイド剥がすような別れ方』が1000万回再生を突破した際は、感謝を伝えるメンバーもいた。1000万回という大台、更にその上の2000万回という記録に向かって、5期生の勢いは止まらない。
【菅原咲月の関連記事】
・菅原咲月、『ラヴィット!』と『乃木坂工事中』のビリビリの違いを解説