私立恵比寿中学・風見和香、不合格志願の春「私を落としてください」
私立恵比寿中学の風見和香(かざみ ののか)にインタビューを実施。グループ随一の実直さを持つ彼女ゆえの悩み、そしてたゆまぬ努力の先に見えた景色とは。
不合格志願の春
――風見さんはファンに“バカ真面目”と称されるほど真面目キャラが浸透してますけど、真面目な性格はもともとなんですか?
風見和香 自覚はしてなかったですけど、今考えてみるとちっちゃい頃に器械体操をやってたときに、できない技があるとできるまで休憩なしでずっと練習している子どもではありました。できない自分にむかついて(笑)。だから、もともとそういうタイプなんだと思います。
――えびちゅうのオーディションから現在までの活動で、バカ真面目なエピソードは?
風見和香 いっぱいあると思うんですけど、最終オーディションの合宿で、実は「私を落としてください」ってスタッフさんにお願いしてたんですよ。それは、ほかのオーディション参加者たちのほうが私よりえびちゅうに入りたいという気持ちが強いと思ったし、何よりえびちゅうへの愛がすごかったから。オーディションのときの私は、もちろんえびちゅうのことは好きだったし入りたい気持ちもあったけど、私以上にほかの参加者の思いが強くて深いことを合宿で実感して、だったら私は落とされるべきだ、自分から落としてくださいって伝えようって。でも、最終日が終わる頃にはえびちゅうの曲を歌って踊ることが本気で楽しくなっていて、絶対に入りたいなと思ってたんですけど。
――そんなことがあったんですね。
風見和香 ひなちゃん(2022年12月16日に卒業した柏木ひなた)には、卒業するときにもらったメッセージカードに書かれました。「和香は真面目すぎるから。何でも全力で頑張るのはすごいと思うけど、ちゃんと寝てね」って。
――ちゃんと睡眠は取れと。
風見和香 はい(笑)。ひなちゃん、今までの写真とかを貼って、メンバー一人ひとりに大きめのカードを作ってプレゼントしてくれたんです。その中に、メッセージも書いてあって。
――“BOSS”として、先頭に立って新メンバーを指導したのが柏木さんでした。
風見和香 ひなちゃんがいなかったら今のココユノノカはないだろうなってぐらい、基礎の基礎から教えてくれた人です。今もたまに相談したりします。4月ぐらいにも相談しました。私、家族にはなかなか相談できないタイプなんですけど、初めてお母さんに泣きながら相談したことがあったんです。そしたら、私がお風呂に入っているときにお母さんがひなちゃんに連絡してくれたみたいで、お風呂から出たらひなちゃんから、お母さんから聞いたよってことは言わないで「悩んでることある?」ってLINEが入っていて。それで、相談しました。
――どうしてそんなに悩んでいたんですか?
風見和香 私以外の妹メン……ココユノとエマユナ(桜井えま、仲村悠菜)の4人がどんどん成長していってるのに、自分は全然だなって思っちゃったんです。心菜はダンスがうまくてギャルでノリが良くて、柚乃だったら自由で不思議なキャラで、えまはちょっと抜けてるイジられキャラで歌が上手。悠菜はすごく賢いから言葉の使い方が上手で面白いことも言える。その4人に比べたら、私ってめっちゃ中途半端だなって思っちゃって。歌とダンスもどっちかが特化して上手なわけでもなく、意味がわかんないことも言えないし、冴えたことも言えない。その日は配信があって、私がMCだったけど全然うまくいかなくて、爆発したんです。
――今のエピソードもバカ真面目ですけど、その一方で風見さんは生誕ソロライブで力士の着ぐるみを着たり、ハゲヅラに泥棒ヒゲに腹巻をして“変なおじさん”を楽しそうにやり切ったりする、オモシロな一面もあって(笑)。
風見和香 毎年、生誕ライブのアンコールでは変なことをしようって(笑)。すごく楽しいので、ファンの方は引かないでほしいです(笑)。
取材・文=大久保和則
風見和香プロフィール
風見和香=かざみ・ののか|2007年8月25日生まれ、東京都出身。真面目と言われながら止まらぬコメディ愛がステージでも炸裂するMr.カザミーン。今年の誕生日には自身のYouTubeチャンネル「ののかまるのまるっとチャンネル」を開設、オンラインでも笑顔を届けていく。愛称は「ののかまる」。
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