櫻坂46山下瞳月が2作連続シングルセンター!「髪まで踊る」と評される櫻坂46のダンスを彼女は「瞳で踊る」
9月22日に放送された櫻坂46の冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』で、10thシングル『I want tomorrow to come』のフォーメーションが発表。三期生・山下瞳月が2作連続でセンターを務めることとなった。選抜発表直後のインタビューで力強い言葉を残した彼女が、櫻坂46を新境地へ導いていく。
選抜発表直後、山下は「(9thでは)私は自分自身に1回も満足することができなかった。前回うまくいかなかったことや自分の中で感じたことを、10枚目シングルの期間で生かせるのは、すごくありがたい機会」と語っている。
前作の9thシングル『自業自得』は、2年ぶりの東京ドーム公演の本編ラストや、音楽フェスティバルなどで披露されている。特に音楽フェスでは、他アーティストのファンも多く集まるため、普段のライブとは異なるアウェーのステージ。そんな環境でグループを代表する1曲として『自業自得』はパフォーマンスされており、櫻坂46がこれまで積み上げてきたものを既存のファン以外にも広く知らしめた。
『自業自得』のセンター期間を経て、「満足することができなかった」と断言する彼女の理想は計り知れない。先輩メンバーと初めて対面した時や、初ステージの「おもてなし会」で涙を流していた頃の面影はなく、グループの先頭に立つ覚悟が彼女の瞳に宿っている。初センターの期間は手探り状態だった彼女にとって、2度目のセンターとなる今作は彼女の真価が問われる機会になるだろう。
三期生のデビュー前合宿に密着したドキュメンタリー動画で、振付師のTAKAHIROは山下のパフォーマンスを、「自分の感情とパフォーマンスがリンクしている」、「感情が入った瞬間が目で見えて、ゾワっとするものがあった」と語っていた。櫻坂46には「髪まで踊る」という伝統があるが、山下のパフォーマンスはその先の境地に到達していると言わんばかりの評価だ。櫻坂46の高難易度ダンスに、自分の感情を乗せて瞳で語ることができる彼女。『自業自得』の最後は、山下が振付の隙間からのぞき込む演出で終わっている。
同グループでセンターポジションに連続で立った経験があるのは、二期生の森田ひかるのみ。今作で山下の隣のポジションに立つ森田は、「グループとしても個人としても成長していく姿をこの1年でたくさん見てきたので、支えていけるように頑張れたらいいなと思っています」とコメントしている。櫻坂46への改名直後、勝負の1stシングル『Nobody’s fault』と2ndシングル『BAN』でセンターに立ち、そして山下が初めて選抜入りした7thシングル『承認欲求』で櫻坂46のセンター像を間近で見せていた森田が、今度は山下が作り出すセンター像を見守っていく。
10thシングル『I want tomorrow to come』のMVは、25日(水)22時にYouTubeでプレミアム公開予定。櫻坂46が連続してセンターの抜擢を行う時は、勝負を仕掛けるタイミングだと筆者は考えている。それだけ山下にかける期待の大きさが伝わってくる今作。櫻坂46に人一倍の愛を持って加入した彼女がグループの新境地を担っていく。
【山下瞳月の関連記事】