乃木坂46ツアーファイナルが神宮球場でいよいよ開幕!中西アルノの魂の叫びが東京の夜空に鳴り響くか!?

本日9月2日(月)から3日間にわたって明治神宮野球場で開催される、「乃木坂46真夏の全国ツアー2024」の東京公演。5年ぶりのドームツアーのファイナルとして、そして、この夏を締めくくりに、乃木坂46が聖地に帰ってくる。そんなライブに向けて、これまでの4公演やここ最近のライブのセットリストから、会場の空気を一変させる楽曲を“魔曲”として紹介。会場や配信で観る乃木坂46ファンのボルテージを高められたら幸いだ。

夏の風物詩である「甲子園」が開催されると、度々耳にする“魔曲”という言葉。智弁和歌山(和歌山県代表)や智弁学園(奈良県代表)の代表的な応援歌である「ジョックロック」を指す言葉で、大量得点や逆転を呼び込んできた。この曲が流れると、甲子園の空気が一変する。

そんな“魔曲”は乃木坂46のライブにも存在すると筆者は考えている。今回紹介するのは、29thシングルの『Actually…』だ。いきなりこの曲を紹介するのは浅はかに思われるかもしれないが、出し惜しみするのは勿体ないので、一番初めに紹介させてもらう。

『Actually…』のジャケット写真

センターは5期生・中西アルノ。初披露は、5期生のお見立て会が行われた2022年の『乃木坂46時間TV』で、同日に、テレビ東京系音楽番組の『テレ東音楽祭』にて、地上波初披露を生中継で実施。本番までに冒頭の英語の部分を、4期生・清宮レイが中西の肩に手を置いて囁く演出が追加され、清宮卒業後は5期生・池田瑛紗が英語部分を担当。同期の池田が中西を後押しする形で曲が始まる。

乃木坂46は新メンバーが加入すると、表題曲のセンターに抜擢されるパターンが多い。2期生・堀未央奈の『バレッタ』から、3期生加入時には『逃げ水』で与田祐希と大園桃子のWセンター、『夜明けまで強がらなくてもいい』では、センターに遠藤さくらと両隣に賀喜遥香、筒井あやめが立ち、フロント3人体制が採られた。

当時、「誰かがセンターに立つんだろうか?」と、期待しながら「5期生お見立て会」を観ていたファンも多かったと思う。5期生が自己紹介や特技を披露するなか、中西が尾崎豊の『I Love You』を独唱した時に、「この子が立つんだろうな」と、彼女の圧倒的な歌唱力と世界観から、確信したファンも多いだろう。

『Actually…』披露時の紹介文がファンの期待を増幅させていた。「かつてない歌声」、「発見された新しい可能性」、「10年目の挑戦」などのフレーズで、どんな曲調で彼女の魅力と乃木坂46の新しい姿を見せてくれるのか、注目が集まっていた。

同曲は中西を中心としたパフォーマンスで、1期生の齋藤飛鳥と3期生の山下美月の2人に誘われ、彼女はメンバーの間を駆け抜け、ステージで輝きを放っていた。会場には巨大な引力が発生しているようで、乃木坂46に新たな巨星の誕生を予感させ、これまでの乃木坂46表題曲とは一線を画す、新たなグループの可能性を見せていた。

その後、中西が休業に入ると、齋藤と山下によるWセンターバージョンのMVやパフォーマンスが披露され、中西の休業明けには3人でセンターに立つ「トリプルセンター」のような形に進化。フォーメーションが大きく変化した稀有な楽曲となっている。

初披露以降、『Acutally…』はライブの定番曲となった。イントロの1音目が流れた瞬間、空気は一変し、会場に響き渡る重低音は観客を体の奥底から震わせ、『Actually…』の世界にのめり込ませる。ファンは中西のサイリウムカラーである「水色×ターコイズ」や、演出に合わせたサイリウムを振る。正解がないサイリウム事情だが、間違いなく言えるのは会場にいる全員が『Actually…』の世界に没入して、ラスサビ前の中西のシャウトを待ちわびていることだ。「誰でもなく自分 whoa」に向けて、彼女に引き付けられた、視線や期待、熱狂は彼女のシャウトで爆発。その時の昂る感情に乗せて放たれる咆哮に、毎回注目が集まっている。

これまでの「真夏の全国ツアー2024」の2会場では、彼女のシャウトがこだましてドームを震わせていた。屋外となる神宮球場では、彼女の天地を震撼させる咆哮が、会場を飛び出し東京の夜空に響き渡るに違いない。

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