日向坂46の最年少憑依型アイドル・渡辺莉奈が武道館で覚醒!?四期生ライブいよいよ開幕！
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本日8月27日(火)から3日間にわたって開催される、日本武道館での日向坂46四期生ライブ。昨年11月の「新参者ライブ」から成長した姿を見せ、9月7日、8日に宮崎県で行われる「ひなたフェス2024」に向け、グループ全体の勢いを加速させる重要なライブだ。
ライブに先駆け、9月18日(水)にリリースの『絶対的第六感』から、四期生楽曲『夕陽Dance』の先行配信とMVが公開された。センターを務めるのはグループ最年少・15歳の渡辺莉奈。6月には映画の役作りで胸元まで伸びた髪をショートカットにして話題になった彼女。初のセンター曲をもらった、日向坂46の秘密兵器がベールを脱ぐ。
渡辺は2022年に13歳でグループに加入。『日向坂で会いましょう(ひなあい)』に初登場した際には、MCのオードリーの2人が「13歳……」と驚いていた。若林正恭から「誰にも負けないこと」を聞かれると、「若さですかね」と“莉奈砲”を発射。13歳差のキャプテン・佐々木久美に大ダメージを与え、若林はテレビに出たばかりの最年少が放った一言を絶賛していた。
坂道シリーズでは、同じく13歳で加入したメンバーに乃木坂46の齋藤飛鳥、櫻坂46の山﨑天らがいる。2人の初期といえば、齋藤は「いちごみるくが大好きな、“あしゅりん”」、山﨑は『欅って、書けない？』で先輩メンバーを巻き込んで、芸人のネタを披露する天真爛漫なキャラクターだった。
一方の渡辺は、どこか落ち着いた、達観した空気を醸し出しているように感じる。これに関して渡辺は、先日の12thシングルの選抜発表直後に更新されたブログで、自身の性格にネガティブな印象があると語っていた。
「自分の悪いところは、無感情だと思われるところです。昔から感情の起伏が少なく、『感情を出せばいいだけ』と言われてしまうかもしれませんが、まだ私にはそれが難しくて、長年の悩みなのです」と綴っている。15歳で自己分析を行う姿勢に、最年少とは思えない頼もしさを感じた。
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そんな彼女の活躍を振り返ると、覚醒を感じずにはいられない場面が思い浮かんだ。
真っ先に思いつくのは今年1月に『ひなあい』で披露された誇張モノマネだ。四期生・宮地すみれの口癖をモノマネすると、若林は「渡辺は悪いやつだな～」とコメントし、番組のテロップには「世界のワルリナ」の文字が。その後、同期の正源司陽子などレパートリーを増やし、メンバーを憑依させる誇張モノマネは『ひなあい』のモノマネ選手権で二冠に輝き、オードリーからのお墨付きをもらった。
また、『ひなあい』の軍団員争奪回での「絵しりとり」企画では、機転を利かせた一面も見せた。二期生・小坂菜緒が描いた絵を「ふね」と判断した渡辺は「ねずみ」の絵を描いて次のメンバーにバトンタッチ。しかし、小坂の絵が「ヨット」だと判明し、このままではしりとりが不成立になってしまう中、渡辺は「とっても足が速いネズミ」と機転を利かせて、何とか成立させた。納得のいかない春日俊彰からは「『ふね』から『ねずみ』でしょ」と指摘されるも、渡辺は「ネズミの後ろに描かれた“風の表現”が速さを強調している」という主張で、春日を言いくるめ、またしても若林に「悪い奴だなぁ…」と言わしめた。
徐々に感情を出し始めている彼女のそういった姿は『夕陽Dance』のMVでも表現されている。クラスメイトの四期生が、没収された持ち物を取り返しに行くというストーリーで、渡辺は作戦を立案したリーダー役として、メンバーに指示を出していた。最後は渡辺以外のメンバーが見つかって逃げ出すが、1人隠れていた渡辺は没収された“けん玉”を取り返して笑顔を浮かべる。MV中には上述した宮地のモノマネをする姿や、外から職員室を覗こうとして必死に飛び跳ねる姿も収録されており、可愛らしい一面も見ることができる。
最後に、四期生ライブに向けて彼女のパフォーマンスについて語りたい。彼女の真骨頂はステージ上で現われると筆者は確信している。7月3日、4日に行われた「11th Single ひなた坂46LIVE」で、渡辺はグループ屈指のダンスナンバーで観客を煽る曲調の『My fans』でセンターに立った。イントロが流れ、渡辺は赤いライトに照らされると、観客に手拍子を求め、ステージの2階から1人で階段を降りていく。同曲は笑顔を振りまく曲ではない。彼女が時折見せる不敵な笑顔と、訴えかける視線は、曲のコンセプトとステージ演出が相まって、15歳とは思えない圧倒的なオーラを醸し出し、会場を一瞬で支配してみせた。終演後には『My fans』でステージに君臨する渡辺の写真が公開され、「りなしかっこいい」や「こんなかっこいい姿を見たかった！」という感想がSNSで見られた。
彼女は「憑依型」アイドルだ。普段は落ち着いていて、感情の起伏があまり見えなくても、ステージ上や、自分の力を発揮できるタイミングで圧倒的な爆発力を見せてくれる。センター曲の『夕陽Dance』では『My fans』とは打って変わり、笑顔で躍動する姿がステージ上で見られる。「日向坂46四期生ライブ」では、曲調に合わせて表情やオーラを変える渡辺の姿が見られるに違いない。
「彼女の大躍進は、もう既に始まっている」とお伝えした記事から約2ヵ月、今の彼女はそこからさらに圧倒的なスピードで日向坂を駆け上がっている。一分一秒進化している彼女のスピードに振り落とされないよう、必死に追いかけてほしい。
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