僕が見たかった青空『暗闇の哲学者』MV撮影に密着、メンバー全員から撮影時のコメントが到着!
デビュー1周年を迎えた「僕が見たかった青空」の2ndシングル『卒業まで』に収録されるカップリング曲『暗闇の哲学者』。メンバー全員でのMV撮影はデビュー曲『青空について考える』以来となった今作に密着取材。メンバー全員のコメントから、本作に込められたそれぞれの想いを紐解いていく。
僕が見たかった青空・金澤亜美、八木仁愛
――この曲を踊ってみてどうですか?
八木仁愛 僕青の曲の中では上位に入る激しさです。覚えたら踊れるけど、ちょっと苦戦しました。
金澤亜美 難しかったもんね。歌詞と合ってはいるけどね。こんなに動く曲は珍しいので。
八木仁愛 連続して踊るなら5回が限界かな。
――見どころは八木さんのターンだと思います。
八木仁愛 たまにコケてしまいます(笑)。
金澤亜美 嘘だ! 見たことない(笑)。
八木仁愛 1番とラストのサビの歌詞が同じなんですけど、なんか違うなと感じていて。1番では主人公がもがいていて、自分と葛藤しているんです。でも、ラストサビは、それでも頑張っていかなきゃいけないんだという決意が感じられて。変化をつけて踊っています。
金澤亜美 仁愛ちゃんのターンは本当にきれい。軸もしっかりしてて。
八木仁愛 ジャズダンスを習っていた時に教えてもらって。それから回転するのは速くなったと思います。
金澤亜美 この曲を披露すると反響があります。フリーライブを含めて何回も踊りましたけど。ポイントはやっぱり仁愛ちゃんの表現力だと思う。それが一番出てくる曲だから、仁愛ちゃんのすごさにみんなが気づき始めてるんだよ。
――歌詞の世界はどう捉えていますか?
八木仁愛 主人公は弱そうに見えるけど、実は強いんだろうなって思います。
金澤亜美 共感する部分があります。主人公は「生まれ変わるならば そう 今の僕なんか嫌だ」って歌っているけど、私もそう思うことがあるし。「自分に生まれ変わりたいと思えるような自分」になるためにもがいてるんでしょうね。
――一年前の今日は合宿の日でした。
金澤亜美 たしかに!
八木仁愛 もう一年経ったんだ。
金澤亜美 自分でも成長したなって思います。見た目も中身も。
――こんなにしゃべらなかったですよね。
金澤亜美 たしかに! インタビューで泣いてた(笑)。
八木仁愛 一年で成長した姿がこのミュージックビデオに映っていればいいなって思います。
僕が見たかった青空・青木宙帆、柳堀花怜、木下藍
――今日はずっと踊りっぱなしですね。
青木宙帆 富士山が見えるロケーションだから気合いが入りました。踊っていて気持ちよかったです。雨の予報だったけど、天気もよくて富士山が見えてテンションが上がりました。
柳堀花怜 とにかくいっぱい踊りました。普段の基礎練の成果や表現力がもろに出るミュージックビデオになると思います。上手くできてるか心配ではあるんですけど。
木下藍 楽しかったです。一年前に合宿があって、合宿所から富士山が見えて、一年後の今日も同じ景色を見ることができて、嬉しかったです。
柳堀花怜 あー、そうだったね。
木下藍 去年よりは絶対成長してるから!
柳堀花怜 大丈夫。成長してるよ(笑)。
木下藍 だから、今日は一年の成長を見せられたと思います!
――どんな曲だと思いますか?
青木宙帆 一人で考え込むような曲で、夜に聴きたくなります。僕青の曲ではなかったタイプだと思います。このロケーションで踊ると壮大な気持ちになれます。
柳堀花怜 暗い雰囲気を感じてしまうけど、希望がいっぱい詰まった曲でもあると思っていて。主人公は自問自答して、もがいてる自分自身も受け入れていこうとしているんだと思います。だから、この曲を聴いてくださった方の背中を押せるような曲になればいいなと思っています。
木下藍 私はこの曲の歌詞がすごく好きです。「昨日までと違う自分を探そうと思うことはいけないの?」という歌詞があるんですけど、昨日よりもレベルアップした自分を見せようというところが、僕青とすごく合ってると思うんです。そこに共感できるし、力強さを出しやすいです。その力強さを見ていただきたいです。
僕が見たかった青空・吉本此那、工藤唯愛、伊藤ゆず
――踊りすぎて、疲れてないですか?
吉本此那 足が痛いです。この靴、真っ白だったんですよ。それが真っ黒に(笑)。
工藤唯愛 私の靴も傷がついちゃった。
伊藤ゆず 私の靴は……変わってない(笑)。おかしいな。
工藤唯愛 おかしいよ! 今日はずっと全力で踊っています。疲れちゃったけど、踊りすぎて、わけがわからなくなって、こうなったらいくらでも踊れます。
伊藤ゆず 疲れるけど、楽しいです。全員の衣装が違うのも初めてなんです。スタッフさんが力を入れてこのミュージックビデオを撮ろうとしてくれているのが伝わります。
吉本此那 この衣装、大好き! 嬉しい。髪型もいつもとは違うし。
――この曲は、どんな曲だと考えていますか?
工藤唯愛 内容は難しいけど、主人公になったつもりでパフォーマンスしています。
吉本此那 歌詞と振り付けがリンクしているので、踊る度に体に染みこんでいきます。共感するのは難しいけど、こう思うことってあるよねとは思います。
伊藤ゆず 私は少し共感できます。1番とラストサビは歌詞が同じだけど、ラストサビのほうで気持ちを込めるようにして歌っています。後半に進むにつれて、感情が強くなる曲なので。
――僕青は一周年を迎えます。
吉本此那 早く感じました。この先、どうなるんだろうとしか思っていなかったけど、毎日一生懸命踊ったり、きれいにスタイリングして撮影してもらったりして、楽しいことの連続で幸せです。
工藤唯愛 一瞬でした。(一年前の)合宿の日に初めて富士山を見たんですけど、今日、2回目の富士山を見ることができました。毎日新しいことを体験しながら生きています。
伊藤ゆず デビュー時は先行きに不安を感じていました。でも、このメンバーだったから一年間活動できたのかなって思っています。誰一人欠けることなく一周年を迎えられたことがすごく嬉しいです。
僕が見たかった青空・八重樫美伊咲、須永心海、岩本理瑚、山口結杏
――踊ってみて、いかがでしたか?
八重樫美伊咲 外で踊るのは珍しいことで緊張もしたけど、みんなで円陣を組んで頑張りました。「円陣で~エンジン!」って。
須永心海 あれは最近の流行りです。私がぼそっと「じゃあ、円陣でエンジン入れるか」って言ったのが採用されて(笑)。
八重樫美伊咲 でも、貴重な経験ができました。足が痛くなったけど、それ以上に楽しかったです。
須永心海 23人でミュージックビデオを撮るのはデビュー曲以来だよね? お互いが声を掛け合ってサポートして、この一年で絆も成長したなって思いました。
岩本理瑚 ミュージックビデオって学びが多いです。カメラが私のアップを狙って寄ってきたんですけど、そのチャンスに私は振りをミスしちゃって。そしたら、監督さんが表情の作り方を教えてくださいました。こういうシーンではどうすればいいのかを学べました。
山口結杏 23人でミュージックビデオを撮影していただけるのは「青空について考える」以来で、すごく楽しかったです。全体のダンスシーンでも各メンバーにカメラが寄って撮影が進んでいったので、ちゃんと表情できていたかとか心配でした。課題がたくさん見つかりました。
――歌詞はいかがですか?
山口結杏 「昨日までと違う自分」の部分で感情を込めて踊ったら泣きそうになりました。自分とリンクするところが大きいからだと思います。
岩本理瑚 歌詞に重みがある曲なので、心に刺さりながらパフォーマンスしました。一番心にくるのは、「ただ無我夢中 手を伸ばして」です。自分も無我夢中で活動しているので、リンクしました。
須永心海 最後のテイクの前に監督さんが、「もっと感情を込めてみて。爆発させてみて」と話してくださって、それで自分にも火がつきました。踊ってみたら自分ってこんなに表現できるんだって思いました。私も新しい自分に生まれ変わりたいです。
八重樫美伊咲 「歌詞の世界を想像してみよう」って監督さんに言われたんです。今まではイメージしてもちゃんとできたなと思えたことがなかったんですけど、今日はこのロケーションもあって、最大限に表現できました。
僕が見たかった青空・西森杏弥、杉浦英恋、安納蒼衣
――撮影 お疲れ様でした。いかがでしたか?
西森杏弥 私はミュージックビデオ撮影があまり好きじゃないんです。自分の中での100点が出せないからです。それが世の中に残るというのがちょっと……。
杉浦英恋 それはわかる。
西森杏弥 『卒業まで』の時、泣きましたから(笑)。これは自分の性格の問題なんですけどね。それでも、見せたい自分が見つかってきているのはいいことなのかなとは思っています。だけど、正解にはたどり着けていないです。
安納蒼衣 私はミュージックビデオ撮影、好きです。でも、悲しい気持ちにはなります。理由は杏弥ちゃんと同じで、映像を見返すのが苦手だからです。今日はこんな大自然で撮れるのが楽しかったです。シマウマとか通りそうじゃないですか?
西森杏弥 なんでシマウマなんや(笑)。
杉浦英恋 私も踊っている最中は楽しいけど、映像を見返すと100点はあげられないなって毎回思います。今回は全力を出せたほうだけど、監督さんからしたら足りないんだろうなって思ってしまいました。
――この曲の世界観をどう受け止めていますか?
安納蒼衣 この曲をライブで踊る時、(八木)仁愛ちゃんと英恋と(金澤)亜美ちゃんの3人が歌うパートを後ろに映っているモニターで確認できるんです。そこを見るのが好きです。
杉浦英恋 私はこの曲の主人公と同じタイプの人間です。私も今の自分が好きじゃないと思うことが多くて、感情移入しやすいんです。踊りながら、自分の心を傷つけているような気もしていました。でも、好きなんです。
西森杏弥 「共感できる=表現できる」じゃないんだなと思いました。心にずしっとくる曲です。精神がすり減りますけど。
安納蒼衣 私もすり減ります。でも、それが気持ちいい。生きているとわざわざ口に出さないことが歌詞に書いてあるんです。そこがいいんです。
――この曲の見どころのひとつは八木(仁愛)さんのターンです。どう見ていますか?
杉浦英恋 憧れがあります。憧れれば憧れるほど自分との差を感じてしまいます。仁愛ちゃんにしかできない振りです。仁愛ちゃんだからこそ伝わってくるものがあります。
――グループが結成1周年を迎えますね。
西森杏弥 早かったです。楽しいことや経験したことがないことばかりやってきて、自分という人間が見えてきました。この世界に飛び込まなかったら、私はこんなに欲を出すことはなかったなと思います。本質にはあったんだろうけど、「こうなりたい」という欲が出てきたので、それを否定せずに2年目は頑張ります。
安納蒼衣 去年の今頃は合宿をしていました。「合宿やだ~」と思っていて、(移動の)バスに乗りたくなかったんですけど、乗ってよかったです。みんな素晴らしい人たちで、みんなが引っ張ってくれるから、いい方向に進んでいるんだなって思います。
杉浦英恋 目の前にあることをがむしゃらにやってきて、壁にぶつかったり強行突破できたりして、自分についてたくさん考えたなって思います。
西森杏弥 私は、成長速度が想定の3分の1くらいだと思っています。想像していたのと実際は違いました。思っていたよりも自分は不器用でした。ここからはもっとスピードを上げていきたいです。
僕が見たかった青空・萩原心花、塩釜菜那、早﨑すずき、長谷川稀未
――今日の感想をお願いします。
塩釜菜那 『暗闇の哲学者』は、自分のあり方が定まっていない主人公の歌で、そんな彷徨っている状況を哲学者に例えたのかなって思います。
萩原心花 この曲を雲組で披露する時にみんなで話し合ったんです。心を閉ざしているけど、サビになると前向きな歌詞も入ってきて、強くなりたいという主人公の気持ちが込められているんじゃないかと思いました。
早﨑すずき 暗い言葉もあるんですけど、明るいメロディが入ったり、前向きな歌詞もあったりするので、笑顔で踊るところもあります。私のパートは虚無な顔で踊っています。嫌なことがあると、ぼーっとすることあるじゃないですか。それに似ています。
――共感はどれくらいしていますか?
塩釜菜那 50~60%くらい。
早﨑すずき わかるー!
塩釜菜那 私はそこまで孤独になりたいわけじゃないので。この曲の主人公は孤独にもなりたいけど、愛もほしかったんですよね。
萩原心花 私は50%くらいかな。私はそこまで気持ちが落ちることはなくて、感情の起伏が激しいわけではないから、この主人公とは気が合わない(笑)。
早﨑すずき 私も50%くらい。主人公は今の自分を嫌だと思っているけど、私はそうではないので。でも、主人公には何があったんだろうとは思います。
長谷川稀未 私は80%。
3人 おー!
長谷川稀未 現状に満足していなくて、変わりたいという歌詞じゃないですか。私もこのままの自分は嫌だなって思うから、そこにはすごく共感します。気持ちも入りますね。ダンスも激しいから踊り甲斐があります。
早﨑すずき ダンスは苦手ですけど、カッコいい振り付けなので。みんなで揃えたいと思いながら頑張りました。ミュージックビデオの撮影が決まってから、再度細かいところを合わせました。
長谷川稀未 みんなで意見を言い合ってね。
萩原心花 (長谷川に)「獣」のところ、得意だよね。
長谷川稀未 獣!? レッスンしている時、目に力を入れて踊っていたら、みんなに「怖い」って言われた(笑)。
萩原心花 いや、カッコいいよ。獣みたいな顔して踊ってる(笑)。
僕が見たかった青空・宮腰友里亜、持永真奈、秋田莉杏、今井優希
――踊ってみて、いかがでしたか?
宮腰友里亜 足がめちゃくちゃ痛いです。でも、楽しかったな。
持永真奈 草原で踊ったのは初めてでした。こんなに気持ちがいいんですね。曲の世界観に合っているなと感じたし、楽しかったです。
秋田莉杏 23人のミュージックビデオ撮影は久しぶりだったから嬉しかったです。
今井優希 『青空について考える』ぶりだよ。最後は円陣を組んで頑張ったよね。監督に演技の指導もしていただいて。
――何を言われたんですか?
今井優希 「語尾に感情を持ってこよう」って。心に響いたし、(八木)仁愛ちゃんの表現力はすごいんですけど、ついていけるように私も頑張りたいと思いました。
――センターの八木さんのターン、どう思いますか?
持永真奈 ただただカッコいいです。私、雲組公演で仁愛ちゃんのポジションで踊らせていただいているんですけど、ターンだけじゃなく、毎回仁愛ちゃんのパフォーマンスすべてがプレッシャーで……。仁愛ちゃんに聞いたら、「フリーのところは自由に踊っていいんだよ」って言われたんですけど、私はそのレベルにいないから難しいんです。もっと頑張らないとなって思いました。
宮腰友里亜 ターンの時は風を起こさないとね。
――曲の世界についてはどう思いますか?
持永真奈 共感できます。だから、入り込めました。ここまで入り込めてパフォーマンスできたのは初めてです。
秋田莉杏 生まれ変わるなら、今の自分じゃあかんなっていうところに共感しています。今の自分を好きじゃないと思うことがあるので。
宮腰友里亜 私も自分の気持ちをぶつけられました。自分のこと、あまり好きじゃないので。
今井優希 私も歌詞に共感します。それに、振り付けが歌詞と合っているんです。風になったり、哲学者になったりして。感情が入れやすくて、とっても踊りやすいです。
秋田莉杏 でも、富士山をバックに踊ると、去年の合宿を思い出すね。
宮腰友里亜 そう! ここに着いた瞬間、ビックリした。
持永真奈 この一年、早かったね。悔いのない年を送れたと思う。
今井優希 来年もまた富士山の麓で踊りたいね。
文/犬飼華
僕が見たかった青空 /「暗闇の哲学者」Music Video
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