乃木坂46中西アルノ『Spicy Sessions』MC就任後の変化も明かす「しょっちゅうカレーを頼むようになりました」
ゴスペラーズの黒沢薫と乃木坂46の中西アルノがMCを担当する音楽番組『Spicy Sessions(スパイシーセッションズ)』が、CS放送「TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画」にて毎月放送中だ。このたび、6月・7月放送回の収録後に行われたオフィシャルインタビューが到着した。
――これまでも内容の濃い収録ばかりでしたが、今回は違う意味で濃かったですね。
黒沢薫:(根本)要さんがゲストに決まった時に、ああいう形で濃くなることは想像できていたので。そこにアルノさんをどこまで巻き込めるかっていうのが、今回は僕の中での最大のテーマでした。アルノさんは本当に大変だったと思いますけど(笑)。
中西アルノ:いやぁ……そうですね(笑)。
黒沢薫:はははははは(笑)。
――大変と言いつつ、なんかうれしそうです、アルノさん(笑)。
中西アルノ:あははは(笑)。
――今回の収録で新しい気付きがあったのではないでしょうか?見ていて、そう思う瞬間がありました。
中西アルノ:そうですね。体調や喉の調子が悪い日って、誰にでもあると思うんです。そうなった時、私は、どうやったらいつものコンディションに戻せるのか、自分の100%の状態に戻そうと試行錯誤しちゃう。でも根本さんは、喉の調子が悪い日にはその日の声がある。それが、音楽が生きている状態だとおっしゃられて。その言葉を聞いた時に、これは新しい視点だと。自分の中で大きな気付きになりました。
黒沢薫:これは僕がアルノさんを見ていて感じていることなんだけど、アルノさんって、わりと完璧主義者というか“こうありたい”っていう理想像をしっかり持っている人じゃない?
――歌に対してってことでしょうか?
黒沢薫:歌だけに限らず、パフォーマンスでもすべてを含めて。
中西アルノ:あぁ……(うん、うんと頷く)。
――少し思い当たるところがあります?
中西アルノ:そういう部分、あるかもしれないです。
黒沢薫:自分の絶対的な価値というのは持つべきなんだけど、その中で、アプローチの仕方はいろいろある。でもさっき、アルノさんが話してくれた要さんの言葉って、長い間、活動をしていく、歌い続けていく中で見つけてきたものだと思うんですね。ネガティヴな意味じゃなくて“今日は今日の声で…”って思わざるを得ないって瞬間も、長い活動の中にはたくさんある。つまり、正解はひとつじゃないというか。自分の揺らぎ……というか幅、みたいなことを認めるのもひとつの形。
――いろんな場面に対処できる、選択肢をたくさん増やしていくってことでしょうか?
黒沢薫:そうそう。選択肢。
中西アルノ:それを今回の収録で教わりましたね。
黒沢薫:毎回、いろんなタイプのゲストとセッションしてきて。アルノさんは毎回、すべてのゲストが初対面なわけで。その中で、どう自分を出していくか、どうコントロールしていくかは、本当にずっと悩んできたことだと思うし、これからも悩んでいくと思うんです。そんな中で今後“あぁ、今日はこれくらいがちょうどいいんだ”みたいな感覚が、少しずつ増えていくと思うんですよ。そういう別の道を見つけてから、自分が思う本筋を突き詰めると大きく変わると思うんです。バンドメンバーとのセッションもね、すごく楽しそうだし。
中西アルノ:すごく楽しいです。
――タンバリン、今回も登場しましたしね。演奏前の打ち合せもどんどん自分からバンドメンバーに質問していましたよね。本番中は、アイコンタクトもあったし。
中西アルノ:そうなんですよ。そうやってアイコンタクトで、タイミングを合わせることができて。合うとやっぱり気持ちがいいんですよね。バンドの皆さんとのコミュニケーションも含めて、自分が音楽に溶け込んでいるなって実感します。それがすごくうれしいし、楽しい。
黒沢薫:バンドメンバーと一緒に演奏するって、ほかの現場じゃあまりないじゃない?
中西アルノ:ないですね。
黒沢薫:そうだよね。そういう新しい経験を自分の中に取り込むことで、歌も変わってくるんですよ。歌も演奏の一部だからね。どんどん、今、アルノさんは幅が広がっている状態なんです、素晴らしい。
――言葉は優しいですが、今、プレッシャーかけてません?
黒沢薫:そんなこと、ありません(笑)。アルノさん、大丈夫ですよね?
中西アルノ:(笑)、はい、大丈夫です。
――アルノさんに伺いたいのですが、毎回、ゲストの方を黒沢さんがスパイスに例えて、そのスパイスを使ったカレーを食べますよね。それって食べた瞬間“あぁ、わかる”って感じはあります? なんかすごい質問になっていてすみません。
中西アルノ:食べた瞬間は…いろんなスパイスだったり、食材の旨味だったり、いろんなものが混ざっているので、どれがそのスパイスなのかは、正直わからなくて……。
――そうですよね。黒沢さん、ゴスペラーズのグッズで「PON Curry」ってレトルトのカレーをレシピから作っているんですけど、それでさえ、本格的すぎて。
中西アルノ:(笑)。でも今日のMs.OOJAさんへの例えは分かりやすかったのと、あと黒沢さんの説明を聞いたりとか、実際に(例えたスパイスを単体で)香りをかいだりすると“あぁ、なるほど!”ってなりますね。
黒沢薫:毎回、あぁいえばこういうみたいな説明でね、ごめんね。
中西アルノ:あははは(笑)。そんな。私、スパイスの知識がないので、名前だけ聞くと“なんのこっちゃ”って思うんですけど、説明を聞いて実際にカレーを食べると納得しますね。
黒沢薫:その“なんのこっちゃ”ってところまでを含めてが、プロデューサーの狙いらしいよ(一同笑)。
中西アルノ:この番組をやらせていただくようになってから、しょっちゅうカレーを頼むようになりました(一同大爆笑)。
『Spicy Sessions』一挙再放送決定
視聴者からのリクエストに応え、第1回から第5回までの一挙再放送も決定している『Spicy Sessions』。知人には、世界地図を広げながらカレーの話をすることもあるという黒沢 薫のスパイスとカレーに対する熱弁、回を追うごとにカレーに魅せられていく(?)中西アルノの変化もチェックしたら楽しいと思うが、なによりも回を重ねるごとに、どんどんエネルギーが増していく、生きた音楽番組『Spicy Sessions』の成長の過程をしっかり目撃して欲しい。音楽は、本当に生き物だ。
放送情報
CS放送TBSチャンネル1
■2024年6月29日(土)午後10時00分~午後11時00分
『Spicy Sessions with Ms.OOJA』
■2024年7月20日(土)午後11時00分~深夜0時00分
『Spicy Sessions with 根本要(スターダスト☆レビュー)』
■2024年6月29日(土)午前11時~午後4時
『Spicy Sessions』第1回〜第5回を再放送
ゲスト:第1回平原綾香/第2回クリス・ハート/第3回浪岡真太郎&大島真帆(Penthouse)/第4回May J./第5回川崎鷹也
■番組ページ
https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/series/yRNA2/
■番組公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/SSessions_tbsch
■番組公式Instagram
https://www.instagram.com/spicysessions/
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