卒業迫るSKE48北野瑠華「グラビアもやりたい…写真集は夢」
6月末に11年間過ごしたSKE48を卒業する北野瑠華にインタビューを実施。アイドルとしての時間は残りわずかだか、彼女が放った黄色い光はずっとそこにあり続けるだろう。
決断
――今日の撮影はどんな感じでした?
北野瑠華 卒業直前だからきれいに撮りましょうということで、スタジオの近くに出て行って、桜と撮りました。あと、黄色いお花とも。
――時間が合えば、横浜でも撮りたかったんです。赤レンガ倉庫前でジャンプしてる写真を。
北野瑠華 横浜で撮るかもって聞いて、「もしかして」と思ったら、そういうこと(笑)。
――その写真でグラビアを完結させたかったんですよね。『あぶない刑事』のエンディングテーマのラストと重ねて。それはさておき、卒業ですよ。いつから考えていたんですか?
北野瑠華 6期生の10周年記念ライブ(去年3月5日)が終わってからです。終わってすぐ(スタッフに)話しました。でも、なかなか話が進まず、1年以上経ってしまったんですけど。
――やはり10周年というのが大きかった。
北野瑠華 そうですね。メンバーって高校卒業とか20歳になる時とか、そういうタイミングに卒業を考えがちじゃないですか。私の場合、10周年という節目を重く受け止めました。
――重たい数字だったんですね。
北野瑠華 重かったです。10周年でライブを開催したら、いろんな方に見てもらえるきっかけになるし。6人が10周年まで残っていたからライブができたわけですから、嬉しさを感じる期間ではあったんですけど、やっぱり将来を考えることは増えました。
――以前インタビューで将来について聞いているんですけど、「芸能しか私はできない」と話していましたよね。
北野瑠華 自分にできることは何だろうって考えたら、そうなりますよね。10年もSKE48にいたから、その生活が当たり前になって、近くにメンバーがいて、昔から知っているスタッフさんがいてくれてっていう、その環境で育ってきたから、外の世界に出て、私のことを知らない方と仕事をしていかないといけないんだって考えたら、不安しかなくて。でも、不安になりながらも、自分がやりたいことが出てきたから、それに向かって進もうかなって考えるようになって、卒業の話を進めました。
――劇場での卒業発表では、今後のことについて言及はしませんでしたけど、最近はお芝居に何本も出演していますね。
北野瑠華 ファンの方も「(今後のことは)わかってるから大丈夫」みたいなことを言ってくれてて(笑)。私はまだ何も言ってないんですけど。
――卒業後のイメージはできていますか?
北野瑠華 まだ全然わからないです。ただ、毎日仕事をしたいなという気持ちではいます。
――SHOWROOM配信のコメントでは、グラビアを期待する声も多いですね。
北野瑠華 グラビアもやりたいですよ。アイドルを卒業したからといって、「はい、おしまいです」は悲しいから。写真集を期待してくれる方もいるけど、そりゃあ出したいですよ。でも、簡単に出せるものではないですから。写真集は夢ですね。まあ、グラビアに限らず何でもやります! バンジー以外は(笑)。
取材・文/犬飼華