“テラス×テラス”ツアーファイナル開催「今世界で一番幸せです!」
8人組アイドルグループ「テラス×テラス」が、「3rd Anniversary Tour FINAL~世界で一番幸せになろうね~」を、Zepp Shinjukuで開催した。
2021年3月に結成されたテラス×テラスは、伊藤詩由、吉田芽梨奈、池本しおり、森華音、藤田梨々花、小野﨑涼帆、梅原麻緒、池原のぞみの8人からなるグループ。日本の太陽神でもある「天照大神」(アマテラスオオミカミ)のように、観客たちを「テラス」存在になれるように…という意味や想いがグループ名には込められている。
デビュー3周年を記念した初の全国ツアー『3rd Anniversary Tour FINAL~世界で一番幸せになろうね~』。福岡、大阪、仙台、名古屋を巡り、ツアーファイナルの地は、東京・Zepp Shinjuku。かねて“Zeppのステージで、ワンマンライブを成功させる!”という目標を掲げていた。
会場となったZepp Shinjukuを訪れた観客は、メンバーカラーのTシャツやサイリウムを持参して、テラテラ(グループ愛称)メンバーの登場を、心待ちにしていた。開演時間を迎えると、ステージ上のスクリーンに、映像が投影され始め、“ライブ”をテーマに、メンバーたちが胸の内を明かすという映像構成となっており、新リーダーを務めている池原のぞみは、「ファンの人たちが、私たちの名前を呼んでくれたり、大きな声で応援をしてくれたり、私たちを観て笑顔になってくれて、すごくうれしいです」とコメントを寄せると、歓声が沸き起こった。
映像が終わると、いよいよ本日のヒロインたちが登場する。ツアーのテーマソングとなる新曲『シラユキ』を皮切りに、ワンマンライブが進行していく。2曲目では、体が思わず乗ってしまうポップチューン『シグナル!!』、3曲目はデビューアルバム『~ウチら、一生素敵晴れ~』に収録されているナンバー『僕に恋しちゃいなよ』を歌唱。当日雨天という悪条件の中でも、ライブ会場に詰め掛けた観客に向けて、「雨にも負けずに、一緒に楽しんでいきましょう!」とメッセージを送ると、観客もクラップや掛け声で呼応していく。SNS上でも拡散されて話題に上っている『シラユキ』について、伊藤詩由が「今日初めて聴いた人いますか? たくさんコール入れるパートもあると思うので、たくさん聴いてほしいです!」と、新曲をアピールしていた。
続けてテラス×テラスが披露するのは、『明日もSunny Days!』、『StarDust』、『夏結び』といったミドルバラードで、歌詞の情景を表現しながら、しっとりと歌い上げる。落ち着いたムードから一転、激しいギターイントロが耳に残る『Happy Smile』、常夏の沖縄を連想させる『ハイサイロック』というアップチューンで、会場の熱気を上げていく。まるでサウナのようなアツいセットリストで、美しい汗を流すメンバーたちだったが、表情は太陽の様に明るかった。
ユニット曲『アカネイロソラ』『無口なエール』をパフォーマンス
本ツアーの新たな試みとして、ユニット曲に挑戦しているテラテラ。伊藤詩由、池本しおり、森華音、梅原麻緒、池原のぞみの5人が、片思いの心情をつづったアオハル曲『アカネイロソラ』を、けなげな表現力でパフォーマンスを果たす。続けて吉田芽梨奈、藤田梨々花、小野﨑涼帆が、大事な人との別れの心境を描いた楽曲『無口なエール』を、おしとやかに歌い上げた。
ドキドキのユニット曲のパフォーマンスを終えると、またスクリーンに映像が流れる。テラテラがファンに向けて、直筆の手紙を執筆して、普段伝えることができない思いを読み上げいく。最年少メンバー・森華音は、「今日のために、予定を空けてくれてありがとう。加入してからいろいろ不安なこともあったけど、みんながいてくれたから、今ステージに立つことができています。みんなからたくさんの幸せをもらったから、今日私たちが、みんなのことを幸せにしちゃいます!」と、胸を打つメッセージを寄せていた。
映像が終わると、新衣装にチェンジしたメンバーが登場。サプライズとなる、新曲『テラス×テラス』を披露する。3年という活動で経験した想い、これからの未来に向けて飛躍を誓った歌詞が記されており、今後グループにとって欠かせない楽曲になるはず。梅原麻緒が、「デビュー曲の歌詞、そして今回のツアーテーマにもなっている“世界で一番幸せになろうね”をレベルアップさせて、“宇宙一幸せにするからね!”というメッセージが込めています!」と、新曲の解説を行った。
アンコールから感謝・涙のメッセージ
盛り上がりを見せるライブは、佳境へと進んでいく。『君を照らす』、『ヒロイン』、『太陽ダーリン』、『君に恋してサンセット』、『サンライズ』、『恋のレモネード』といった王道アイドルらしいポップナンバーを、ピタッとそろったダンス、キュートな歌声で体現していく。全身全力でパフォーマンス果たすメンバーに向けて、観客たちの応援も熱が入っていく。
最後の曲『アイロニーガール』を披露し終えると、コロナ禍前には想像できなかった、“アンコール”の大合唱が轟く。声援に応えるように、テラス×テラスが再登場。恋する乙女のときめきを、シンデレラのストーリーと重ね表現した楽曲『恋してシンデレラ』を熱唱すると、割れんばかりの拍手と声援が送られた。
感動の空気感が漂う中、デビュー曲『明日の天気は、素敵晴れー』を披露して、しんみりムードを一変させた。そしてツアーファイナル最後の楽曲は、ライブ定番曲として愛される『キラメキストーリー』を歌唱して、初のZeppワンマンライブを成功させた。
ライブを終えた直後に、メンバーたちに感想を聞くと、「今世界で一番幸せです! これからは、宇宙一幸せにしちゃんだから!! これからも応援よろしくお願いがします!」と、太陽の様ような明るい笑顔を浮かべながら答えていた。
メンバーメッセージ
伊藤詩由「本日は、たくさんのライブイベントがある中から、Zepp Shinjukuに足を運んでいただきありがとうございました。テラテラにとっての幸せとは何だろうと、改めて考えた時に、ファンのみんながいてくれることが一番の幸せだなと感じました。地方のライブに駆けつけてくれたり、地方から東京の会場に来てくれたりと、頭の片隅にテラテラの事を考えてくれるだけでもうれしいのに、一緒にすてきな時間を共有できてうれしいです。良いメンバー、良いファン、良いスタッフさんに支えられて、3年目を締められました。4年目もよろしくお願いします!」
吉田芽梨奈「テラテラの活動の中、すてきな出会いもあったけど、別れもあって…。(涙が出始める)そのたびに、どうしたらいいんだろうと思ったりしたけど、Zepp Shinjukuに足を運んでくれて、本当に本当に幸せなんですけど、伝わってますか?(拍手が起こる) みんなの足を引っ張ることがあるけれど、ファンのみんなが吉田に会いに来てくれる、一緒にいられることが幸せです。これからも同じ気持ちでいてくれたらうれしいです! 一個言い忘れた! このメンバーで本当に良かった(笑)。それだけ!」
小野﨑涼帆「テラテラに付いてきてくれて、本当にありがとうございました! 全国ツアーが決まった時は、本当にうれしい気持ちでした。普通のことではないし、ツアーが開催できること自体が、すごいことだなと思っていて、みんなが来てくれるから実現できたと実感しています。皆さんが家に帰った時に、ツアーに行って良かった、またライブに行きたいなと思ってくれたら、本当にうれしいです!」
森華音「本日は予定を空けて、お越しいただきありがとうございました。ツアー中に、いろいろ思うことがあって…。自分の気持ちを、メンバー、他人にも伝えることが苦手で、自分の中で考えることがたくさんありましたが、遠方からライブツアーに来てくれているファンがいて幸せだなと感じています。4年目も、もっと皆さんに楽しいなと思える、ライブをお見せしたいと思っています」
藤田梨々花「活動3年がたって思い返すと、初めてのワンマンライブ、生誕祭が開催できたりと、全部ファンの方々に幸せにしてもらっています。Zepp Shinjukuに立つことが目標で、たくさんの方が詰め掛けている光景が見られて、本当にうれしかったです。こんなに応援してくれる人が増えたのかと思えて、さらに幸せな気持ちになりました! このメンバーとファンの人たちと一緒に、もっと大きなステージに立ちたいです。そして連れていきたいです!! これからも付いてきてくれたら嬉うれしいです」
池本しおり「3年前に、一人で上京してきたんですけど、すごく不安なことばかりでした。今まで何かを長く続けることができなかったので、こうやってステージに立っていることが、真実なのか不思議に思っています。心からやっていて楽しい、幸せと思いながらアイドルができてうれしいです。言葉で伝えることは苦手なのですが、3年間やってきたことは真実です。みんなのことを幸せにしたいので、信じてついてきてください。これからもよろしくお願いします!」
リーダー・池原のぞみ「私はツアーの前に、休止期間をもらっていました。そしてツアー公演のみの活動となっていました。休止しているときに、いろいろと考えている中で思い浮かべるのは、テラス×テラスのメンバー、私のことを友達と思ってくれているファンのことでした。正直、年明けからの活動がすごく不安で、リーダーになったばかりなのに休んでしまい、戻ってきていいのかなと考えてしまいました。でもツアー中も、メンバー、家族、ファンの方々がいっぱい励ましてくれて…。私は、みんながいないと生きていけないし、ファンの心の中に、私がいることが幸せだなと感じています。ここに来てくれている人が、少しでも楽しかったなと思ってくれたらうれしいです。そして皆さんの応援が、活動の励みなります。これからも8人の応援、4年目もよろしくお願いします」
梅原麻緒「正直舞台に立つまで、すごく不安でした。Zepp Shinjukuは、夢の舞台なので、会場に来てくれるかなと思っていました。不安の中でも、“絶対行くよ!”と言ってくれるファンの言葉が、心の支えでした。メンバーとも、この1カ月半レッスンしていく中で、いろいろぶつかり合って、初めて心が打ち解けられたかなと感じています。4年目も、テラテラのメンバーと駆け上がっていきたいので、応援よろしくお願いします!」
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