テレビ朝日山本雪乃アナ、10年後の自分は「現状維持!」
テレビ朝日・山本雪乃アナウンサーが、初のエッセイ「ホップ!ステーップ!ピンク!-山本雪乃ができるまで-」(ワニブックス)を発売。出版記念イベントに出席した山本アナが囲み取材に応じ、今後の目標などを語った。
テレビ朝日に入社して10年が経過するタイミング。今回のエッセイ出版のオファーの瞬間について山本アナは「部長に呼ばれて、紙を見せられて『本の依頼が来てます』と言われて、まず『人違いやろ』『誰が買うねん』と言いました(笑)。それ以外の言葉が浮かばなかったですね。誰が買ってくれるんだろうという不安がありました。人気アナウンサーが本を出すんだったらいいと思うんですよ。だけど、まだまだ中途半端な人が、何をそんな、ちょっとピンクのジャケット着させてもらって、楽しいお仕事をさせてもらっているからって、本を出しますっていうのは調子に乗ってるって言われるだろうなと思って『1回考えます』みたいな(笑)。1回生意気なこと言いましたね(笑)。『前向きに検討します』みたいな(笑)。ただ、母に連絡して、『すごいが~』『えぇが~』『やりゃえぇが~』みたいな感じで言われたので(笑)、家族は本当に喜ぶなと思いました。
この間、神田伯山さんにインタビューさせていただいた時に、『良質な恥はかいた方がいい』とおっしゃっていて、すごくいい言葉だなと思って。私も今回、ワニブックスさんのお力添えで、自分だけの言葉で書いたんですよ。大変だったけど…大変だったし、これが売れるか・読んでもらえるかっていうのは分からないんですけど、でも精いっぱいやったから、それが結果、失敗といわれても、それは“良質な恥”なのだろうと思って、今はとても書いてよかったなって思っています」と、出版に至るまでのいきさつを丁寧に説明した。
また、アナウンサーとしてステップアップしている山本アナから、今後アナウンサーを目指す学生たちに向けてもエールが送られた。「もちろんニュースを読むとかリポートをするとか、アナウンサーになくてはならない技術はたくさんあるんですけど、私はもう“隙間産業”でここまで来ましたので(笑)、アナウンサーに求められる力は、ニュースを読むことだけでも、リポートをうまくすることだけでも、滑舌良く話すことだけでもない。何か別のこともアナウンサー力の一つだから、いろんな人にこの仕事の魅力をもっと知ってもらいたいし、いろんな人がアナウンサーになっていいんじゃないかと。私みたいな人がいても…何か別のことで自分に自信を持てば、きっとどんな仕事も『あの人にはこれがあっていいな』とか、自分にはこれがないって私も思ってたし、嫉妬の塊の時期もあったので(笑)。だけど、ほかに自分にはこういういいところがあったよねって、自分のいいところも悪いところも受け入れられれば、どんな人でもどんな仕事でもできるかなって今思っております」と、実体験も交えてアドバイスを送った。
そんな山本アナに、“10年後の自分”を予想してもらった。「10年後…42歳。もう、一言ですね、たった一言、現状維持! これに尽きる! 現状維持が一番難しいと思っていて、今こんなおいしい仕事をさせていただいて、皆さんからいっぱいフラッシュたいてくださって、こんなのはたぶん人生で1回しかないんですよ。でも、この気持ちを忘れないようにしつつ、今の自分の仕事をしっかりこなして、目の前のことを頑張る。別に、目標もこうなりたいとかないです(笑)。ただ、目の前のことをやってきたらここにいたっていう…それが一番うれしいことだし、低空飛行でいいだろうと。アナウンサーになれただけで十分だろうと。何事も小さいことに感謝していなければいけないんだと。とにかく現状維持っていうのを貫いていきたいなと思います」と、謙虚な(?)姿勢をのぞかせていた。
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