乃木坂46黒見明香×松尾美佑が語るバースデーライブ&卒業する先輩の姿
乃木坂46を作り上げてきた1・2期生が卒業し、新たな乃木坂46として挑んだバースデーライブ。中間期生としてグループを支える4期生・黒見明香と松尾美佑がバスラを振り返り、卒業を発表した山下美月との思い出を語った。
毎日異なるセットリスト
――今回のバースデーライブはどんな気持ちで挑みましたか?
黒見明香 曲数が多かったので、頭がパンパンでした。不安もあったけど、初日の1曲目が始まったらすっごく楽しくなりました。
松尾美佑 私たち新4期生の5人が初めてライブに出させていただいたのが、8thのバースデーライブでした。あの年は全曲披露でしたけど、今年はそれに近い形で、毎日セットリストが違うバスラに出るのは初めてでした。バスラって、「寝てない」とか「とにかく大変」ということをメンバーから聞いていたから、こんなに大変なんだと、始まってから実感しました。でも、毎日違うからこそ緊張感が切れずに乗り切ることができましたね。
――過去と比べて、何番目に大変でした?
松尾美佑 私が一番大変だったのは、日産スタジアムの10thでした。覚える量は今年のほうが多かったけど、裏で見ている時間もあったし、自分も初めて踊る曲が多くて楽しめました。
黒見明香 私も今回が一番大変、というわけではありませんでした。日産の時は着替えと移動が大変で。単純に移動距離が長くて、間に合わないんです。
松尾美佑 そうすると、体力が削られるよね。
黒見明香 日産では、脱げるものは走りながら脱いでたから(笑)。
多忙を極めても……
――山下美月先輩が卒業を発表しました。それぞれどんな関係でしたか?
黒見明香 私は一昨年あたりからしゃべることが増えました。去年の夏のツアーでも裏でたくさん話していたんですけど、去年の秋かな、前作の選抜発表後に美月さんから食事に誘ってもらって、美月さんが選抜おめでとうのサプライズをしてくださいました。そこで3時間くらい、いろんな話をしました。私が野球のお仕事用に書いている「黒見ノート」のことも知ってくれていて、仕事面でのアドバイスもいただきました。2人きりはやっぱり緊張しましたけど。
松尾美佑 美月さんはアンダーライブもよく観てくださっていて。その度に連絡をくださるんです。私だけじゃなく、いろんなメンバーに、です。それがとても嬉しいです。そう、美月さんと仲よくなったきっかけがあって。連絡をくださる時、私と同じキャラクターのスタンプを使っていたんですね。それ以前にも同じキャラクターのグッズを持っていたのを知っていたから、「好きなんですかー?」ってテンションが上がっちゃって(笑)。それもあって、美月さんは話しかけやすい先輩なんです。ステージでは遠い存在だと感じることはあるし、ドラマに出られていて、お忙しい方ではあるんですけど、ラフに話せる関係になれたことが不思議です。ドラマに出ている美月さんと、私と話している美月さんが同一人物に思えなくて。でも、私、いろんなメンバーが出ているドラマを見ていたんですけど、本人に会った時、しゃべれなくなるから、リアルタイムでは見ないようにしています。ちょっと時間が経ってから見ています。ドラマの続きを聞きたくなっちゃうし。今回のバスラも、美月さんはドラマの髪型のまま現地リハに来ていて。「あっ、今日は撮影だったんだ……」ってみんなが察するという(笑)。
黒見明香 美月さん、いつ台本を覚えているんだろうって思います。ちょうど今、5期生はこれから始まる舞台のための台本を楽屋で広げていることが多いんです。でも、美月さんが台本を広げているのを見たことがなくて。
松尾美佑 意味わからないくらい忙しいと思うのに、すごいです、本当に。