島崎遥香、髪バッサリで登壇「30歳になるってことで全部を切り離そうと思って」
モデルや俳優として活躍する島崎遥香が、3月23日(土)に初のエッセイ『ぱるるのおひとりさま論』(大和書房)を発売。出版記念イベントに出席した島崎が囲み取材に応じ、自身の体験談を明かす場面があった。
2016年にアイドルグループ「AKB48」を卒業した島崎。アイドル時代は、“塩対応”などとも評され、人気メンバーとして活動してきた。改めてAKB48次代を振り返り、「大変だったこと…人間関係ですかね(笑)。対大人でもそうですし、メンバーでもそうですし、結構私は思ったことを口にするタイプなんですけど、やっぱりそれがキツイって思われてしまうこともあって、協調性っていう部分を学んだというか(笑)、葛藤した部分ではありました。でも同期は、やっぱりみんなそれぞれの性格を理解し合って一緒にやってきた仲間であり、家族のような感覚ではあります」と、懐かしそうに回想する。
また「グループで動くっていうのがやっぱり難しかったです」としながらも、卒業後の変化についても言及。「卒業して、1人でお仕事をさせてもらった時に、すごくメンバーのありがたみを感じました。やっぱり自分ができない部分をすごく周りの子たちに支えてもらったなっていうのを痛感して。自分ができないことだらけだったっていう、いなくなって気付くじゃないですけど、そういうありがたみは感じました」と、感謝の気持ちも。
そんな中、記者からは「新年度に環境が変わる人たちへメッセージをお願いします」との要望も。島崎は「私も学生の頃、新学期が始まるというのがすごく苦手で、クラス替えもあって、せっかく友達になった子とも離れちゃって、初日がすごく苦しかったんです。でも苦手意識が大人になった今でも全然治ってなくって(笑)、なので最悪逃げちゃってもいいのかなって思ってて。“逃げる”って、“弱い”とか“よくないよね”みたいなマイナスに捉えられがちなんですけど、それで自分の心が楽になるんだったら、私は逃げるって勝ちだなって思って。逃げすぎても、社会だと“人対人”っていうのは逃れられないものだと思うので、そこは自分の心と相談してって思います」と、持論を展開した。
「どうやって乗り切りましたか?」との問い掛けには、「私は環境を変えました。だから“逃げ”と言われたら“逃げ”かもしれないですね新しく変えるって」と自身の体験を明かす。
SNSの投稿を全削除することが時々ネットニュースにもなっているが「それ昔からで。結構なんでも捨てて心の整理。物でもそうですし、人もそうなんですけど(笑)、今回、髪も切って…長かったんですけど、30歳になるってことで全部を切り離そうと思って。過去の清算をしようと思って(笑)、今全部整理をしてます。自分の中で何かを手放すことによって、1個開くので、受け入れやすくなるというか、パンパンになったものを1回手放してリセットすると、心がスッキリする。1回全部シャットアウトしてもいいと思うんですけど、シャットアウトすると…私、LINEの人を全部削除しすぎてて、『私、本当に孤独かも』と思って(笑)、『誰一人いないかも』って思っちゃって(笑)、それはちょっと気を付けなきゃいけないなと今後思いました」と、苦笑いも浮かべていた。
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