大久保桜子、“オタク系女子”を好演「あまり表情の変化を付けないお芝居を意識しています」
写真集を出すなどグラビアでも活躍している俳優の大久保桜子が、中島健人(Sexy Zone)主演のドラマ「リビングの松永さん」(毎週火曜後11:00-11:30、カンテレ・フジテレビ系)に出演している。
同ドラマは岩下慶子の同名漫画を原作に、さまざまな世代の男女が暮らすシェアハウスで繰り広げられる年の差の恋愛模様をコミカルに描く物語。大久保は松永(中島)や美己(髙橋ひかる)らと同じシェアハウスで暮らすオタク系女子・服部あかねを演じている。
このほど大久保にインタビューを行い、役へのアプローチや自身のオタクぶりについて、ドラマのタイトルに入っている“リビング”にちなんで理想の間取りなどを語ってもらった。
――原作の漫画を読まれたそうですが、作品の世界観についてどんな感想を抱きましたか?
大久保桜子:シェアハウスが舞台ということでみんなと一緒にご飯を食べたり、新しいメンバーが入って来たり。それだけでも面白そうなのにひとつ屋根の下で恋愛が生まれるというのはドキドキ感があるなと。コメディー要素も満載で、すごく楽しい作品だなと思いました。
――オタク系で謎めいたキャラのあかねを演じる際に心掛けていることはありますか?
大久保桜子:ありがたいことに衣装やメイク、髪形などであかねに近づくことができているような気がします。何を考えているか分からないようなキャラクターにしたかったので感情をむき出しにしないよう、あまり表情の変化を付けないお芝居を意識しています。
――公式コメントで「遊べるようなお芝居ができたら」と仰っていましたが、実際に演じてみての手応えはいかがですか?
大久保桜子:あまりよくないことなのかもしれないんですけど、本番ではリハーサルやテストと違うお芝居を試したくなるんです。毎回同じことをやると皆さんの新鮮な反応が見られないので、どうしてもいろんなお芝居に挑戦したくて。時々、監督から「さっきのほうがよかった」と言われたりすることも(笑)。そういうトライを温かく受け入れてくれる現場なので楽しく撮影できています。
お芝居で遊ぶという意味では、誰かとぶつかってよろけるシーンの時にカットが掛かるまでその場でずっと自転してみたり。ト書きには書かれていないことを自分なりに工夫しながら演じています。
――監督からのリクエストで印象に残っている演出はありますか?
大久保桜子:あかねは感情を表に出しづらい子だけど、自分が本当にやりたいことに対してはテンションを上げてほしいと言われたことがあります。いつもは声も低めで落ち着いている感じなんですけど、花火をするシーンでは急に明るくなってテンションも高めに。その温度差をはっきり出すことを心掛けました。
――ちなみに、大久保さんはどんな時にテンションが上がりますか?
大久保桜子:ロケ弁や差し入れが自分の好きな物だったら、今日は1日楽しく過ごせそうだなって気分が上がります。
――どんな差し入れがうれしいですか?
大久保桜子:お味噌汁とか、温かいケータリングだとテンションが上がります。今回の現場ではキムチ鍋が出たんです。すごくおいしくてうれしかったです。
――主人公の松永を演じている中島さんの印象はいかがですか?
大久保桜子:私より年上ですし、どちらかというとクールな方なのかなという印象を持っていました。でも、現場でお会いしたら初日からものすごく明るかったですし、みんなを引っ張っていくようなリーダーシップもあって。いつも周りの人たちのことを気遣っていて“座長”にふさわしい方だなと思いました。
――ヒロイン・美己役の髙橋さんはどうですか?
大久保桜子:ひかるちゃんは少女漫画のヒロインみたいに天真爛漫でキラキラしている女の子。漫画からそのまま飛び出してきたような感じで美己のイメージにぴったりですね。
――あかねはオタク系女子ですが、大久保さんは「何オタク」ですか?
大久保桜子:オタクとはちょっと違うかもしれないですけど、推し活という意味では、ちいかわの「ハチワレ」という耳が青いキャラクターにハマっていて。グッズは結構集めています。ハチワレを見つけるとうれしくなるので、ちいかわのオタクになりつつあるのかもしれません。
――ドラマのタイトルにちなんで「理想の間取り」はどんなパターンですか?
大久保桜子:こだわりとしては、寝室とリビングはしっかり分けたいです。それは、キッチンとリビングも同じ。作った料理の匂いが他の部屋に行かない間取りが理想的。寝室にはベッド以外何も置きたくないです。
――シンプルな部屋のほうが落ち着くんですか?
大久保桜子:整理整頓が好きで、捨てると気分がすっきりするんです。だから、家の中にあまり物がなくて。使うものだけが出ている感じです。
――収集癖はないんですか?
大久保桜子:今は、ちいかわのグッズを集めるだけ。ちいかわグッズはトイレの空いているスペースに並べています。
――2023年の写真集発売会見の時に、20代後半がスタートするから「大人の対応ができるようになりたい」と仰っていましたが“理想の大人の女性”像はありますか?
大久保桜子:私はなかなか妥協できない性格なんですけど、本当の理想を言うと、このまま変わらず大人になりたい。でも、社会に出てお仕事をしていると一歩引いたり、ここは譲った方がいいなというケースがたくさん出てくると思うんです。だから、もう少し妥協できるようになることが大人の女性への第一歩なのかなと感じています。
――ファンの皆さんはグラビアでの活躍も期待されていると思いますが……?
大久保桜子:やっぱり、写真集は出したいなと思っていて。出版社さんからのオファーを待っています(笑)。できれば、フランスやフィンランドに行ってみたい。一度でいいからオーロラを見てみたいですね。仕事を通してプライベートではなかなか行けないような場所でいろんな刺激を受けたいです。
――では、最後に読者の方々へメッセージをお願いします。
大久保桜子:あかねに関しては、少し先ですが第9話(3月5日[火]放送予定)に注目していただけたらと思います。もともと感情を表に出さないあかねが、あることをきっかけに今まで見せたことがない素顔が飛び出すかもしれません。意外な秘密も明らかになるので、ぜひ見てください!
◆取材・文=小池貴之/撮影=月島勝利
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