AKB48山﨑空、“先輩”山内瑞葵に刺激され「私も頑張ろうと」、映画『ガールズドライブ』期間限定配信決定記念インタビュー
2023年11月に公開された映画『ガールズドライブ』が、Amazon Prime Video、U-NEXTほか各動画配信サービスにて、1月19日(金)より2カ月限定で配信されることが決定した。今回、同映画に出演したAKB48山内瑞葵(渕上由佳役)と山﨑空(津川歩美役)がインタビューに応じ、改めて作品の見どころや注目ポイント、さらに2人の関係性について語った。なおインタビューは、昨年、脚本を担当した井上テテ氏とのトークイベント終了後に行った。
――上映イベントお疲れさまでした。まずは本日のトークイベントの感想からお願いします。
山内瑞葵:今日は公開が始まってから2日目だったんですけど、2日目もたくさんの方が来てくださってありがとうございました。今日の舞台あいさつは、私と空ちゃんの2人だったので、どんな感じになるかなって思っていたんですけど、とっても楽しくいろいろなお話ができましたし、テテさんにも久しぶりにお会いできてうれしかったです。これからの上映もすごく楽しみになりましたし、より皆さんに見てもらいたいなという気持ちが強くなりました。
山﨑空:昨日(公開初日)もたくさんの方が来てくださって、1回だけじゃなくて、2回3回見たよっていう方もいらっしゃって。今日も初めての方もそうじゃない方も本当にいろんな方が来てくださって、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。2人での舞台あいさつというのは初めてだったんですけど、ずっきーさん(山内瑞葵)が私との絡みのトークを入れてくださって、すごく楽しくできました。
――改めてお二人の役どころを教えてください。
山内瑞葵:はい! 私の演じた由佳は、この4人(小栗・山内・倉野尾・山﨑)の中では一番学校内で友達が多くていわゆる“1軍女子”だったんですけど、私自身がそういう女子ではなくて(笑)、由佳ちゃんとは同じではないので、最初由佳を演じるとなった時は、本当に想像がつかなくて。まず本読みの時も結構ぎこちないというか、どんなセリフを言ってもぎこちない感じになってしまって、初日は撮影がすごく不安でした。でも、この映画は4人ともAKB48のメンバーで、みんな普段から一緒にいて活動を共にすることが多くて心強い現場だったので、分からないことがあったらなるさん(倉野尾成美)にみんなで聞いたりして、渕上由佳という役をどんどん深めていけることができたので、撮影する時には“山内瑞葵”じゃなくて“渕上由佳”として撮影できたんじゃないかなって思いました。愛着が湧きました、由佳ちゃんに対して(笑)。
山﨑空:歩美ちゃんは、私とは正反対のタイプで、私は結構いつもニコニコしているタイプなんですけど(笑)。歩美ちゃんはそうではなくて、SFを読んだり、ぶ厚い本を読んだり真面目なタイプで(笑)、学校に行っても誰とも関わらなくてちょっと不思議ちゃんみたいな感じです。台本を頂いた時は「笑わない役…え、どうしよう」みたいな。笑わない役って私みたいな演技をほとんど経験したことない人が演じたら、ただの棒読み人間になってしまうんじゃないかという不安がありました。でも本読みの時とか、監督の方とか先輩方からいろいろアドバイスを頂いて、少しずつではあるんですけど、ちょっと歩美ちゃんになれたのかなって思います。
まずはハンドルの握り方から
――でも歩美ちゃんの運転するシーンは、とてもかっこよかったですよ。
山﨑空:でも免許もなくて運転もしたことがなかったので、まずハンドルの握り方から教えていただいて(笑)。しかも運転しないで(撮影用の牽引車両に)引っ張ってもらっていて、ちょっとハンドル動かすとか、そういうところで不自然さが出てしまうので、演技をしている時に客観的に見た意見をいろいろ教えていただいて直しながら撮影しました。普通に車に乗っている時の景色じゃないので、目の前にカメラやスタッフさんがいらっしゃって、最初はその方々を見てしまうんですね、ちゃんとした位置の目線にすると(笑)。でもそうすると歩美ちゃんになれなくて(笑)。何回も撮影していくうちに慣れていきました。
――ご自身でも運転免許取りたくなりましたか?
山﨑空:そうですね。元々運転免許を取りたいなと思っていて、今回はこういう役を頂いて、実際に乗ってみて「あ~やっぱり免許取りに行きたいな」って思いました。
――無難に取れそうですか?
山﨑空:取れないですね、はい(笑)。
――山内さんは運転免許、いかがですか?
山内瑞葵:興味はありますけど…向いてない気がする。“怖さ”が勝っちゃいますね。一緒に乗せる人のこと考えると怖いです(笑)。
“先輩”として意識
――メンバーとドライブもできたら楽しそうですが、安全運転で(笑)。ところでお二人は、“期”でいうと一つ先輩後輩、年齢でいうと3歳差ですが、山﨑さんにももう後輩メンバーがいらっしゃるんですよね? 先輩の自覚は芽生えていたりしますか?
山﨑空:そうですね…私、元から17期研究生の中では引っ張っていくタイプではなくて、どちらかというとみんなのことを見ながら支えていく役割の人間なので、あんまり後輩に自らぐいぐい話しに行けなくて。元々ちょっと自分から話しに行くのが苦手なタイプです。でも今回、(18期研究生の)久保姫菜乃ちゃんがこの映画で一緒になって、2人で休憩中に一緒になる時があったので、そういう時は…やっぱりずっきーさんも人見知りらしいんですけど、私に結構話し掛けてくださっているので、ちょっと私も頑張ろうと話し掛けて、少しずつ仲良くなりました。
――お手本にされるずっきーさんですが、先輩の自覚などいかがですか?
山内瑞葵:そうですね、すごく感じますね。16期は結構長い間“末っ子の期”として活動していたので、“後輩”に慣れていたわけではないですけど、17期・18期と一気に増えて、比較的最近加入したメンバーとも一緒に活動する機会が多くなりました。活動期間も浅く、お仕事も慣れないで緊張もすると思うし、その気持ちはすごく分かります。自分もそれを経験してきているので。その気持ちが分かるからこそ、人見知りをしている場合じゃないというか、自分からもぐいぐい…まではいけてないと思うんですけど(笑)、ちょっとずつ自分から話し掛けて、緊張をほぐしてあげられたらと、そう心掛けるようにはなりました。
――そんなAKB48の4人のメンバーを軸に物語が展開されていきます。もちろん4人での撮影が多かったと思いますが、4人の中だとムードメーカー的な存在はどなたになりますか?
山内瑞葵:やっぱりなるさん(倉野尾成美)ですね。先輩ですし、役柄的にも“れなぱ”で、都会に憧れた“イタ(痛)フルエンサー”なんですけど(笑)、役としてもなるさんとしても、今回の映画ではとても引っ張っていただいて、それぞれ私たちが役で悩んでいることがあっても、なるさんがすぐに解決してくれました。れなぱとしても朝早い撮影があったり、みんな疲れていたりしていても、れなぱがいるからすごく場が明るくなったりしたので、なるさんの存在は大きかったです。
――本作の見どころ、ご自身の出演シーンでも他の方の場面でも構いませんので教えてください。
山内瑞葵:そうですね…いっぱいあるんですけど、青春がたくさん詰まっているプールのシーンとか、王道なキャンプのシーンはもちろん見どころなんですけど、後半の方になってくると、4人みんなが心を許し合って、結構感情を爆発じゃないですけど、心を許して自分たちの本音を話すシーンは、撮影をしていてもすごく印象に残っていますし、個人的にお気に入りなので見ていただけたらなと思います。
山﨑空:青春が強いのはやっぱりプールのシーンです。“一発撮り”というのもあってすごく緊張しましたし、大事なシーンだし、そこはオススメしたいです。あとエンドロールの後もやっぱり見ていただきたいです。私にとって初の挑戦となるものがあったので、エンドロールで終わらせたくないので止めないで!
――プールのシーンは一発撮りだったんですね。小栗さんを突き飛ばすシーンなどもありましたが。
山﨑空:そうなんですよ。(人を)突き飛ばしたことがないので(笑)、どのくらいの力で押していいのか分からなくて。歩美ちゃんでいなきゃいけないんですけどね。
“1つのチーム”で
――このインタビュー記事の公開は2024年ということで、お二人の2023年の振り返りをお願いします。
山内瑞葵:去年はチーム制が休止になって、またガラッとAKB48としても変わった、変化した1年だったんじゃないかなって思います。チームだからこその団結力が深まったりすることもあったので、寂しい気持ちというか、今までそれがAKB48の歴史だったので、それがなくなってしまうのが寂しいなという気持ちがありました。逆にそのチーム制度がなくなったことによって、みんなで“1つのチーム”になれたと思うので、この機会を生かして、みんなでより絆を深めて団結して、もっと上のステップに行けるようにしていきたいなと改めて思いました。
――2024年ついてはいかがですか?やりたいことや目標などあれば教えてください。
山内瑞葵:事務所を移籍させていただいたので、より活動の幅を広げていろんなことに挑戦して、お芝居もよりいろいろな役に挑戦できたらなと思いますし、AKB48としても、もっともっと大きな存在になれるように頑張りたいです。
――山﨑さんの2023年はいかがでしたか?
山﨑空:やっぱり2023年は選抜に入れていただいて、本当にいろいろ活動の幅も広がりましたし全てが変わりました。最初の方は、選抜の先輩方の横にいるだけでも大緊張・頭真っ白みたいな感じで(笑)、何もできなかったんですけど、ありがたいことに2回選んでいただいて、2回目からはやっぱり選んでいただいているからには、私も今後AKB48を引っ張っていけるようにならないといけないので、ずっきーさんとか先輩方のパフォーマンスを見ながら、パフォーマンス面でも成長できるように、そういう意識も芽生えました。やっぱり選抜の先輩方を見ていると、パフォーマンスもそうですし、体力とかメンタルとか、あとスタッフさんへの礼儀とか全てにおいて本当にすごいなと思ったので、これからも素晴らしい先輩方を見習いながら成長できたらなと思います。
――本日はお忙しいところありがとうございました!
■「ガールズドライブ」2カ月限定配信
https://www.tc-ent.co.jp/sp/girls-drive/vod/
■映画「ガールズドライブ」公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/girlsdrive2023
■映画「ガールズドライブ」公式サイト
https://www.girls-drive.com/
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