【BUBKA11月号】なんてったってキヨハラ第14回「プロ野球は清原のためにある」
9月30日に発売された「BUBKA11月号」より、注目の記事を抜粋して紹介する。
『週刊現代』90年2月3日号は、前年11月に発売された松任谷由実のニューアルバム『ラブ・ウォーズ』が銀座の山野楽器本店で発売2日間に「11秒に1枚」の割合で売れ、すでにトータル190万枚を突破。それに対し、桑田率いるサザンも90年1月13日発売のアルバム『サザンオールスターズ』が予約だけで85万枚、発売時点で120万枚も出荷したことを報じている。日本レコード史上初のCD、LP合わせて200万枚のセールス記録樹立に向けて争うニューミュージック界の両雄。同じ頃、球界のキヨマーvs桑田もヒートアップしていた。
22歳の清原和博は89年オフに念願の退寮を実現させて田無市の新築3LDKのマンションへお引っ越し。家賃20万円、晴れた日にはリビングから富士山が見える抜群の立地環境で、ベッドやタンスなど家具はすべて新調して500万円は使った。
さらにバットケースにシールを貼りつけるほど憧れたフェラーリ・テスタロッサも現金2300万円でポンと買い、年明けにはモデルの彼女同伴で自主トレ先のハワイへ浪漫飛行だ。現地では「だから貯金は全然ないんですわ。グラウンドで活躍して稼ぐしかないんや」とご機嫌に報道陣の撮影用にウィンドサーフィンまでやってみせた。
交友関係も華やかで、とんねるずの二人とゴルフを楽しみ、テンプラの打球を打つと「高くてまずい銀座の天ぷら」なんて笑い合ったという。
――続きは発売中の「BUBKA 2021年11月号」で!
中溝康隆=なかみぞ・やすたか(プロ野球死亡遊戯)|1979年埼玉県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。ライター兼デザイナー。2010年10月より開設したブログ『プロ野球死亡遊戯』は現役選手の間でも話題に。『文春野球コラムペナントレース2017』では巨人担当として初代日本一に輝いた。主な著書に『プロ野球死亡遊戯』(文春文庫)、『ボス、俺を使ってくれないか?』(白泉社)、『原辰徳に憧れて-ビッグベイビーズのタツノリ30年愛-』(白夜書房)、『令和の巨人軍』『現役引退―プロ野球名選手「最後の1年」』(新潮新書)などがある。
【紙版のご購入はこちら】
▼ Amazon
▼ 楽天ブックス
▼ ヨドバシ.com
【電子版のご購入はこちら】
▼ Amazon
▼ 楽天Kobo
▼ Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)
▼ honto
▼ DMM
▼ ブックパス
▼ コミックシーモア
▼ ブックライブ
▼ dブック
▼ ヨドバシ.com
その他、電子書籍サイトにて配信!