乃木坂46寺田蘭世、卒業への花道
2021年9月17日、寺田蘭世が乃木坂46からの卒業を発表した。突然の出来事に乃木坂ファンは動揺を隠しきれず、SNSのコメント欄には「蘭世卒業」の文字が溢れていた。
今年8月に結成10周年を迎えた乃木坂46は、これまでメンバーの加入と卒業を何度も重ねてきた訳だが、卒業していくメンバーには共通点があることが分かる。それは「センター」「ソロ曲」「ライブ」「セレモニー」「写真集」「テレビ・ラジオ番組」など方法はさまざまだが、貢献してきたメンバーに花道が与えられることだ。
記憶に新しいところだと、今年9月に卒業した大園桃子においては真夏の全国ツアー福岡公演2日目に卒業セレモニーが行われた他、3期生が大切にしている楽曲「思い出ファースト」のMVが制作された。
最新シングル「君に叱られた」の活動期間をもって卒業する高山一実は、この曲の裏センターに選ばれ、カップリングにはソロ曲「私の色」が収録。そして、活動を終える寺田には、アンダーセンターという輝かしいポジションが与えられ、10月にはアンダーライブの開催も予定されている。
卒業メンバーがいる一方で新メンバーの加入も決定しているが、どちらにしても温かく迎えられ温かく見送られていく。乃木坂46の勢いが止まらないのは、このような素晴らしい環境と素敵なメンバーがそろっているグループだからというのが一つの理由なのかもしれない。