【BUBKA9月号】ヒャダイン的サ道探求記 狂い焚きサウナロード第42回
飛び散らすのは汗 白髪求め癒場探し
いやはや。サウナブームですね! 私もサウナ本やサウナブックの取材仕事が増えております。ドラマ「サ道」もセカンドシーズン始まりましたし、いろんな芸能人がサウナ好きを公言し始めました。
まさにパラダイムシフト。おじさんのものだったサウナがすっかりおしゃれアイコンになるなんて。素敵なことだと思いますよ。
しかし。都内の有名施設が混雑でなんともならない…。夜が混むのは当たり前、平日の昼ですらサウナ室の前に長蛇の列ができることもしばしばです。裸の男達が何をするわけでもなくサウナ室の前で律儀に並んでいる様を私のサ友は「汁男優」と揶揄しております。
確かに、これからワクワクすること気持ちいいことがある前の「待て!」感は汁男優。汗と汁は一本違いですし。もちろん私も汁男優として列に並んで大体5分から7分くらいで入室できるのですが、外が見えるサウナ室だと待機汁男優からの熱視線が熱波よりも熱い! 早く出ろ! とゴシック体で投げつけられるようです。
前述のサ友は「ヒャダインさんがサウナを広めたのも一因ですよ…」と毎度恨み言を言われます。否定はできません。自業自得とはこのことでしょうか。
でね。やっぱりストレス溜まるわけですよ、汁男優。イキたいのにイケない。人をかき分けて浴室を歩く感じもしんどい。なので有名施設は平日のオープン直後くらいしか行かなくなりました。
代わって、車で都心から1時間くらいの施設に足を運ぶことが多くなりました。草加や厚木は超人気施設で同じく汁男優なのでなかなか行けないですが、山梨、静岡、千葉あたりの施設に行くとさすがに並ばなくて大丈夫です。脱・汁男優。ここで名言をご紹介。
「名施設に白髪あり(ヒャダイン1980~)」そう。良い施設は白髪のお客さんがいるんです。一方“サウナピンチケ”(※主に徒党を組んでやって来る迷惑な素人客)が増えた施設は自然淘汰で白髪がいなくなります。近郊施設にいくと逆に白髪だらけ! 嬉しくなっちゃいますね。
――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA9月号にて!
ヒャダイン=音楽クリエイター。1980年大阪府生まれ。本名 前山田健一。3歳でピアノを始め、音楽キャリアをスタート。京大卒業後、本格的な作家活動を開始。様々なアーティストへ楽曲提供を行い、自身もタレントとして活動する。