RHYMESTER宇多丸のマブ論「今月はわりとアッパーな曲が多めかもです!夏だし!」
例によってとんでもない量の候補作(なぜそうなっているかの理由は6月号に書きました)をひたすら聴き込んだ中でも、今月ぶっちぎりの優勝だったのは、なんと言ってもこれ……ソロデビュー曲『鬼でもない』で我々の度肝を抜いたMAINAMINDが、フィッシュマンズ『ナイトクルージング』のド渋なカバーに続いて発表したのは、当連載的には待ってましたと言うほかないクールでアーバンなハウスチューン、『Sweetest love Affair』! 本人による作詞作曲、大林亮三のアレンジは、ダンストラックにおいてもやはり、半端ではないレベルの高さを証明してみせたわけです。いよいよ恐るべし!
同じく加茂啓太郎プロデュース、こちらは作編曲として大林亮三が関わり、作詞をヤマモトショウが手掛けているCIRGO GRINCOセカンド・シングル『WITH THE RAINBOW』も、先月号で取り上げた『Sweetest Revolution』に引き続きメッセージに現代性を強く感じさせるソウルフルなミッドテンポナンバーで、狙いの焦点が定まっている上に、とにかく音の質が高い。
1月号でシングル『SENSITIVE』から『Lucky Number』を紹介したアメフラっシ改めAMEFURASSHIのセカンドアルバム『Drop』は、既発曲からも感じられた「K-POP以降のグローバルスタンダード」を目指す強い意志が全面展開されたかのような、聴き応え満点の一作。一曲選ぶなら、BTS『Butter』とも通じるCHIC風グルーヴの現代的解釈に、あえてピッチを揺らしたシンセが禍々しく絡む『ARTIFICIAL GIRL』(作詞作曲クレジットはHIRO)を!
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宇多丸|ヒップホップ・グループ「ライムスター」のラッパー。放送業界の最高栄誉「ギャラクシー賞」を受賞するなど、メディアでの活躍もめざましい。
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