2022-07-03 06:10

lyrical school、5人がたどり着いた「アイドルラップ」の最高到達点

「BUBKA8月号」に登場するlyrical school

7月24日に行われる日比谷野音でのワンマンライブをもって、グループを継続するminanを除いたhinako、hime、risano、yuuの4人が卒業し、大きな節目を迎えるラップアイドルユニット:lyrical school。5人で活動した5年間とはどんな時間だったのか、そして現体制のリリスクが形作ったものとは何だったのか、現在の率直な気持ちをメンバーに訊いた。

アイドルの特権

――現在行われている「L.S.」ツアーは、現体制での最後の全国ツアーになります。

risano この5人では最後のツアーだから「久しぶりにこの曲はやっておきたい」とか「この曲をやったら喜んでもらえるんじゃない?」って意見をメンバーからスタッフに伝えて、セトリに加えてもらうことは多いですね。歌詞や歌割りを思い出すのは大変だけど(笑)。

hime 私たち、意外と曲数多かったんだなって思ったよね(笑)。アルバム「L.S.」のツアーだからアルバム曲ももちろんだけど、もっと各会場で特別なことをしたいねって気持ちがいつも以上に強くて、そういうアイディアはどんどんメンバーから言うようにしてますね。「みんなが何を見たいのか」「どうしたら喜んでもらえるか」……いつも以上にメンバーでよく話しています。

risano もうこの5人では一生歌えない曲もあるかも知れないし。

――言い方が……(笑)。

hime でも、来てくれるみんなを楽しませたいっていう気持ちはいつもと変わらないし。

hinako 私たちの楽屋の雰囲気も全然いつも通り。

hime 「まだ卒業する実感がない」っていうのも大きいと思いますね。だから私は泣いたりもしてないし。

yuu 私は泣いちゃってます。

risano yuuは泣きすぎだよ。

yuu 新潟公演はhinakoの凱旋だったんだけど、誰よりも泣いちゃっ
て。

hinako 家族を前にしてる私より泣いてて(笑)。

yuu メンバーそれぞれの子供の頃が歌詞に織り込まれた“大人になっても”を歌ったんですが、「何十年後も/わたしはわたし/忘れたくないの」って歌詞を歌ったら、「おばあちゃんになった時、この景色を思い出すのかな……でも、この5人で、この新潟の、この景色を見るのは最後なんだな」って思ったらもう涙が止まらなくて。

hinako minanちゃんも高崎のライブで“The Light”を歌いながら泣いてたよね。

minan その時は4人の卒業を発表する前だったから、「ヘッズ(リリスクファンの呼称)に隠してる」っていう申し訳ないような気持ちと、「このライブが、5人のリリスクを見る最後になる人もいるんだろうな」って思いが入り混じって歌いながら泣けてきちゃって。

risano お客さんもすごく泣いてくれるよね。

hinako ライブ中に感極まって涙してる方、特典会の時に泣き出しちゃう方……みんな熱い想いを伝えてくれて。

risano 私の推しじゃない人も「ここがrisanoの良い部分だと思う」って伝えてくれたり。愛されてるな、ありがとうって感じることが沢山あります。

hime 推しだけじゃなくて、「リリスクを好きでいてくれてるんだな」って感じることが多いよね。やっぱり「今の5人での時間が限られてる」からか、ダイレクトに気持ちを伝えてくれるようになった気がするし、応援してくれているのは伝わっていたんだけど、「そんなに好いてくれてたんだ」「大事に思ってくれてたんだ」って改めて気付かされたり。

yuu それはすごく感じるよね。

hinako 私たちから会いに行くことはできないんですよ。でも会いに来てくれれば、その思いを受け取ることが出来るし、私たちも感謝を伝えられる。だから限られた回数だけど、会いに来てもらってお互いの気持ちを伝え合いたいなって。「会える」っていうのは、私たちアイドルの特権だと思うし。

risano 「5人のリリスクのライブに来れるのは今日が最後」って言葉も増えてきたよね。

hinako それが積み重なって卒業の実感が強くなっていくんだろうね。

hime ヘッズの言葉で実感するよね。次のアルバム、次のツアーにも自分がいるんじゃないかって思っちゃうんだけど、そうじゃないんだなって。

yuu なんか「まだずっと会えるんじゃないか」って思っちゃうんですよね。実際、7月24日で5年間続けてきたこの5人でのリリスクが最後になるって、信じたくないと思ってる自分がいるっていうか。自分で決めた卒業なのに。

「BUBKA8月号」コラムパック
「BUBKA8月号」コラムパック

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

関連記事

BUBKA RANKING23:30更新

  1. プロ野球界において、「落合博満」こそ、最高のエンタメだ。〈ノーカット版〉
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. 【追悼】酸欠少女さユりが私たちに残したもの
  4. “天真爛漫なプリンセス”掛橋沙耶香さん、6年間本当にお疲れさまでした
  5. 【BUBKA2月号】栗栖正伸、イス大王が語る遅咲きヒールとしての苦節50年
  6. 本田翼、他の追随を許さないMC力・コミュニケーション能力
  7. AKB48本田仁美がもたらす影響…圧倒的練習量から得たもの
  8. 【BUBKA2月号】R-指定「Rの異常な愛情」―或る男の日本語ラップについての妄想―DABOの革命前夜(前編) 時代に選ばれた男“ Mr.FUDATZKEE”
  9. 【昇天】ドラゴンズ万歳! 金丸獲得だけじゃない「満点超え」ドラフトの理由とは? 青味噌のみそみそダイアリー #4
  10. R-指定(Creepy Nuts)が語るスチャダラパーの時代
  1. 響き渡る“乃木坂46”&“葉月”コール!向井葉月から奥田いろはへ、涙の抱擁と共に受け継がれる「乃木坂らしさ」
  2. 「なんてかわいいの!」櫻坂46中嶋優月と谷口愛季、キュートなダウン姿を披露!山﨑天はなかやまきんに君と夢の共演
  3. 卒業控える日向坂46東村芽依、“門出”にふさわしい晴れやかな表情の表紙カット解禁
  4. 乃木坂46「36thSGアンダーライブ」完遂!全国5都市を巡るZeppツアーに、座長の奥田いろは「何も後悔はありません」
  5. 乃木坂46 岩本蓮加写真集『いたずらな風』に熱狂する菅原咲月だが、誘われたご飯は華麗にスルー!?
  6. 日向坂46 の逆襲が始まる東京ドーム公演に注目せよ!明暗分かれた『紅白』出場者から考える坂道3グループの現在地
  7. 「なにわ男子」大西流星、シャンプーのCM初出演!かわいらしい寝顔も披露
  8. 川口春奈、グルーガンを駆使してオリジナルPCケース作りに挑戦「“映え”な感じで、キラキラしていてかわいい」
  9. 川口春奈『JJ』表紙風広告に登場…サントリー×光文社の異色のコラボが実現
  10. 櫻坂46全国ツアー最終東京ドーム公演、2日間で11万人動員!海外からもBuddiesが駆けつける