2022-06-05 06:00

なんてったってキヨハラ第22回「ラストブルー」

「BUBKA7月号」連載・なんてったってキヨハラ第22回より
「BUBKA7月号」連載・なんてったってキヨハラ第22回より

「年下クンの“あげまん”になりたい」と口にするOLたち。

これは巨人の“くわまん”こと桑田真澄のスキャンダルではなく、『週刊宝石』1996(平成8)年6月27日号の「山口智子『ロンバケ』で加速するOLたちの「年下の彼」願望」特集の見出しである。木村拓哉が優柔不断なピアニスト瀬名を演じ、年上の売れないモデル南との同居生活を描いたフジテレビ月9ドラマ『ロングバケーション』は初回から視聴率30%を突破。「これがスッポンパワーの威力!!女房のうっとり顔は最高だ」という広告ページの横で「ロンバケ最終回はこうなる!」とか熱弁かまされても……なんて真っ当な突っ込みは野暮だろう。いつの時代もオヤジ系週刊誌で強引に特集されたらマジで社会現象5秒前だ。

ちなみにキムタクはドラマ第1話で背中に「NOMO」とプリントされたドジャースの背番号16Tシャツで登場。野茂英雄が履くナイキのスパイクの格好良さは高校球児たちをも直撃したが、日本のプロ野球界でナイキの顔に抜擢されたのは西武の清原和博である。日本人選手では野茂にヤクルトの古田敦也と池山隆寛に次ぐ4人目の契約だったが、96年1月20日の記者会見でナイキジャパンのネルソン社長は背番号3に対して、「野茂と同じようなマーケティング戦略展開する用意がある」とぶち上げる年間1億円のVIP待遇での契約となった。

Twitterでシェア

関連記事

BUBKA RANKING23:30更新

  1. プロ野球界において、「落合博満」こそ、最高のエンタメだ。〈ノーカット版〉
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. 【追悼】酸欠少女さユりが私たちに残したもの
  4. “天真爛漫なプリンセス”掛橋沙耶香さん、6年間本当にお疲れさまでした
  5. 【BUBKA2月号】栗栖正伸、イス大王が語る遅咲きヒールとしての苦節50年
  6. 本田翼、他の追随を許さないMC力・コミュニケーション能力
  7. AKB48本田仁美がもたらす影響…圧倒的練習量から得たもの
  8. 【BUBKA2月号】R-指定「Rの異常な愛情」―或る男の日本語ラップについての妄想―DABOの革命前夜(前編) 時代に選ばれた男“ Mr.FUDATZKEE”
  9. 【昇天】ドラゴンズ万歳! 金丸獲得だけじゃない「満点超え」ドラフトの理由とは? 青味噌のみそみそダイアリー #4
  10. R-指定(Creepy Nuts)が語るスチャダラパーの時代
  1. 響き渡る“乃木坂46”&“葉月”コール!向井葉月から奥田いろはへ、涙の抱擁と共に受け継がれる「乃木坂らしさ」
  2. 「なんてかわいいの!」櫻坂46中嶋優月と谷口愛季、キュートなダウン姿を披露!山﨑天はなかやまきんに君と夢の共演
  3. 卒業控える日向坂46東村芽依、“門出”にふさわしい晴れやかな表情の表紙カット解禁
  4. 乃木坂46「36thSGアンダーライブ」完遂!全国5都市を巡るZeppツアーに、座長の奥田いろは「何も後悔はありません」
  5. 乃木坂46 岩本蓮加写真集『いたずらな風』に熱狂する菅原咲月だが、誘われたご飯は華麗にスルー!?
  6. 日向坂46 の逆襲が始まる東京ドーム公演に注目せよ!明暗分かれた『紅白』出場者から考える坂道3グループの現在地
  7. 「なにわ男子」大西流星、シャンプーのCM初出演!かわいらしい寝顔も披露
  8. 川口春奈、グルーガンを駆使してオリジナルPCケース作りに挑戦「“映え”な感じで、キラキラしていてかわいい」
  9. 川口春奈『JJ』表紙風広告に登場…サントリー×光文社の異色のコラボが実現
  10. 櫻坂46全国ツアー最終東京ドーム公演、2日間で11万人動員!海外からもBuddiesが駆けつける