元ジュディマリTAKUYAがエビ中楽曲「ハイタテキ!」に込めた思い<私立恵比寿中学の音楽のすべて>

――歌詞には、〈色気バーサス食い気ジーザス!〉や〈ワイファイ熱狂団〉など、ほかの曲の歌詞では聴いたことのないフレーズが多く登場します。

TAKUYA 〈ワイファイ熱狂団〉は、MEG.MEかな。あと、〈モフモフは〉とか。MEG.MEと共作詞するのはこれが初めてじゃないから、TAKUYAワールドみたいなものも意識してもらって。

――『ハイタテキ!』の歌詞は、耳触りとして新鮮でした。日本語なのに、こんな言い回しは聞いたことがないというフレーズのオンパレードで。

TAKUYA そのへんは、僕もジュディマリ時代にYUKIがエロかわいいというか、何かを匂わすような歌詞を考えて世の中の男子をメロメロにしてましたけど、彼女の手口も横で見てたんで。「なるほど。そうやってオーディエンスを夢中にさせる感じか」みたいな。

――日本語なんだけど、意味として成立しているかしていないかはさておき、メロディーに乗った歌を聴いたときに、すごく気持ちよかったりするというか。

TAKUYA 歌詞の意味なんて、なくていいんだから。ジュディマリの曲でも意味がわかんない歌詞はいっぱいあるし、洋楽でも何を言ってるかわかんない曲はいっぱいあるけど、歌ったり聴いたりして気持ちよかったらそれでいいんですよ。

――『ハイタテキ!』もそういう曲ではあると思いますけど、想像力をかき立てるものがあるじゃないですか。

TAKUYA ああ、はい。一緒って言ったら失礼ですけど、RCサクセションの『雨あがりの夜空に』も“乗れないこと”が車と彼女の両方の言葉にかかってて、うまいこと言うなーみたいな。でも、それが歌じゃないですか。

――インタビューの続きは発売中の「BUBKA6月号」で!

取材・文/大久保和則

TAKUYA|1971年9月9日生まれ、京都府出身。1993年にJUDY AND
MARYのギタリストとしてデビュー。2001年に解散するまで『Over Drive』、『クラシック』など数多くのヒット曲の作曲を手がける。ソロ活動の際にはTAKUYA名義とソロユニットのROBOTS(ロボッツ)名義を使い分けている。プロデューサーとしても国内外のアーティストを問わず手掛ける。

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