音楽プロデューサー・石田ショーキチ「合唱ってすごく胸を打つんですよ。それで、合唱をやらせるしかないなと(笑)」
楽曲派という言葉が死語になる前に伝えることがある! ということで始まった当連載。今回は、まちだガールズ・クワイアのプロデュースで、新たなアイドル性を打ち出した石田ショーキチが登場。長年のキャリアに裏付けされた完成度を見せた今作『オリオン座流星群』がどのように作り出されたのか、グループの結成から紐解いていく。
きっかけのゼルビア飲み
――石田さんがミラクルマーチに関わる経緯からお伺いできればと思います。
石田ショーキチ サッカーチームのFC町田ゼルビアがまだJFLにいた頃なんですけど、その時代から応援していた我々が集まる飲み屋があったんです。その飲み屋の経営者から、町田を盛り上げるご当地アイドルを作りたいから協力してくれないかという話があったんですよね。僕がプロデュースしてきたのはほぼロックバンドだけで、ガールズバンドは2、3くらいしかやったことがなくて、女の子の現場は得意じゃなかったんですよね。だから積極的にやりたいというわけでもなかったんですけど、仲間内の人が言うことだから断る理由もないなと思って引き受けました。
――音楽的にこうしたい、というオーダーはあったのでしょうか。
石田ショーキチ そこは丸投げでした。僕はロック畑を歩いてきた人間なんですけど、根っこはダンスミュージックが大好きで。二十歳前くらいはディスコでDJをやっていたこともあって、当時はユーロビート全盛だったんです。ここだったらそういう面を出しても許されるのかなと考えたら面白そうだなと。最初のシングルはそんな気持ちで作りました。
――当初はあくまで音楽面のみの関わりだったと思うのですが、リリースを重ねていくなかで徐々に運営のなかに入っていくような感覚はありましたか?
石田ショーキチ それはあまりなかったですね。事務所で運営の人間と顔を合わせますけど、結局2~3年のうちCDを4枚しか作ってないので。のめり込むこともなかったです。
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