2022-04-04 06:15

プロ野球・俺たちが忘れられない助っ人外国人たち…伊賀大介×中溝康隆が語る

――時代とのリンクと言えば今は情報化が進んで、80年代ほど助っ人にまだ見ぬ怪物性と言うかロマンを抱けなくなったような気がします。

伊賀大介 それでいくと一時のキューバ選手はロマンの宝庫だった! リナレス(中日/2002-04)がホイス・グレイシーならセペダ(巨人/2014-15)はヒクソンなんじゃないかとか。スイングが速すぎて見えないなんつって、マジで50本くらい打つんじゃないかと勝手に思ってた(笑)。

中溝康隆 情報がない分、一体どんな選手なんだって勝手に想像して……金属バット時代のキューバ勢はラスボス感ありましたよ。もちろんストーリーが入り込む余地もあった。今は情報だけなら、それこそスポーツ新聞より詳しい人が何人もいるので、ストーリーをふくらませずらくなったと感じている僕のようなオールドファンも多いと思います。

伊賀大介 ちょっとだけまじめな話をすると世界中のスポーツがそんな感じになってますよね。例えばボクシングもメキシコのルチャドーラーもちょっとYouTube見れば、過去の試合とかも全部観れちゃって。幻想たりねえなー、と。

中溝康隆 以前、武藤敬司が橋本(真也)対小川(直也)の1・4の話をした時に『当時はまだそこまでネットが強くなかったので、時間をかけて話をふくらませることができたけど、今だったら無理だよね』って言ってたけど、それはプロ野球の世界にもあてはまって……野球の書き手としては悩みどころではあるんですけど、令和の名勝負ってどんなカタチになるんだろうって。

伊賀大介 去年だと幻想感じたのはジョーンズ(オリックス/2020-21)くらいですかね。

中溝康隆 ジョーンズはストーリーがありましたね。最後は代打でベンチにいてもティーチャーって呼ばれて。

伊賀大介 日本人はメジャーで実績のある選手をティーチャーって呼びたがりますよね(笑)。レジー・スミス(巨人/1983-84)も。中溝さんは今回の本を書くにあたって相当調べたんじゃないですか。

中溝康隆 でも、どんだけ調べても知らない情報が出てくるんですよね。ロッテのリー(ロッテ/1977-87)と王(貞治)さんの物語があって、来日1年目に王さんにバッティングを教わって日本で打てるようになったんだって秘話があって。それが資料を調べてるうちに山本浩二(広島)や王さんのビデオを見てバッティングを学んだという別の資料も出てきて……微妙に変わっていくんですよ。

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING5:30更新

  1. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  2. 「ノイミー」永田詩央里のブログが良すぎる件
  3. 型破りディレクター・マッコイ斉藤がつづる「非エリートの勝負学」
  4. イコラブファンに聞いてみた vol.1 ~誰もが一度は読んでいる、あのブログを書いてる方は…?~
  5. 乃木坂46齋藤飛鳥&星野みなみ「断られると思うけど飛鳥と二人旅に行きたい!」
  6. プロレスラー秋山準、デビューから丸30年…伝説の四天王プロレスを振り返る
  7. 石岡真衣のドラゴンズ勝利の女神記 第2回「母の日のバンテリンドーム」
  8. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#74「インカムも声で反応する時代」
  9. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!
  10. 乃木坂46伊藤理々杏、22歳の彼女に期待するのは「ボクの衝動」が突き動かす「破滅的な一面」!?
  1. 日向坂46正源司陽子「レッドカード級」ゲップ疑惑をVAR検証──炭酸飲料が呼び覚ました“ファンタ”ジスタMCの真骨頂
  2. ≒JOY、グループ史上最大キャパの単独ライブ開催
  3. “藤井道人賞”受賞の猪狩小晴さん「本当に信じられないくらいうれしい」
  4. 『AKB48 19期生昇格LIVE』全4公演終了!伊藤百花「ここからがスタートだと思います」
  5. ほほ笑む少女、消えた祖父。紬が迷い込む“静かな恐怖”――『路地裏ホテル』EP4
  6. 乃木坂46五百城茉央、ルームウエアでリラックス「今回のグラビアを見て成長を感じていただけるとうれしい」
  7. 「それぞれの日向坂46」特集インタビュー|なだぎ武が語る三期生・森本&山口の魅力「アドリブを乗り越え、立ち向かう姿に神々しさすら感じた」
  8. 「フィギュアじゃん!」乃木坂46・一ノ瀬美空の粘土作品に歓声 「もうちょっとイケメンにしてあげたくて…」とこだわりも
  9. 「それぞれの日向坂46」特集インタビュー|“おひさま”芸人レインボーが、「ひな誕祭」で熱狂に足を踏み入れ、『ひなあい』で沼にハマり、そして『見たことない魔物』で号泣するまで
  10. 乃木坂46 梅澤美波×OG・秋元真夏が語るキャプテンの系譜━━必要なのは「ぽんこつ」要素!? 現・副キャプ 菅原咲月にも感じるリーダーの素質

関連記事