【BUBKA8月号】吉田豪インタビュー 証言モーヲタ ~彼らが熱く狂っていた時代~ vol.14 岩岡としえ
プロインタビュアー吉田豪が、モーヲタたちが熱く狂っていた時代について、モーヲタ自身に直撃する濃厚インタビュー連載。今回のゲストは、編集者・ライターの岩岡としえさんです! 後藤真希がきっかけになって熱狂的なヲタとして活動を始めた岩岡さんは、それと並行してライターとしては後藤真希やハロプロアイドルたちを取材していました。そのことによって、付き合っていた恋人からすさまじい誤解をされてしまったそうです。
後藤真希にハマって狂った
――岩岡さんはフジテレビの番組『真夜中』にボクや杉作J太郎さんと出演して、指原莉乃さんとハロヲタ話をした人だと紹介するのが、世間的にはわかりやすいんでしょうね。
岩岡 そうでしょうね、いまもたまに「『真夜中』を観ました」って言われますから。
――一応言っておくと本業はライターの人です。そもそもハロヲタになったきっかけは?
岩岡 『ASAYAN』はずっと観てて、そのとき結婚してたんですよ。夫婦で「モーニング娘。っておもしろいなあ」って感じで。
――夫婦関係はうまくいっていたんですか?
岩岡 そのときは良好でしたね。それで2期メンバーが入って、矢口真里って子がかわいいなって、なんとなく好きになっていってライブ観に行きたいなと思って。最初の現場が『LOVEセンチュリー』ですね。それはちょうどヤフオクで5列目が安く出てたから買ったんですよ。そこからドハマりしました。ミュージカルのあとのミニライブで、矢口にレスもらおうと思って頑張ってたのにぜんぜん見てくれなくて、最前中央に小学生女子がいたんですよ。そこに矢口がしゃがんで手を振ったりしてて、その女子は完璧に『恋レボ』とか踊ってるんですよね。後に聞いたらそれが鈴木愛理だったという。
――まだハロプロキッズになる前?
岩岡 なる前。『火曜The NIGHT』でそれが発覚して。お母さんとふたりで最前にいて、「チクショー、矢口のレスを全部もらいやがって!」と思ってたあの小学生女子が。そういう初現場があり、その直後、『ハイパーホビー』の編集部に行ったら杉作(J太郎)さんがたまたま来てて。『ハイパーホビー』の伴ジャクソンさんからモーヲタだと紹介されて、「誰推しですか?」「矢口推しです」「矢口いいですよねえ」って、それが最初の会話です。あとから考えたら矢口についてそんなこと思ってないだろって感じなんですけど。
――そして後藤真希にハマるんですね。
岩岡 そうです。後藤にハマッてからですね、狂っていったのは。最初は後藤が嫌いだったんですよ。『ASAYAN』でも明らかにヒール的な扱いだったじゃないですか。入ったときも楽屋で居眠りしてたり、「知って誰ですか?」っていうのが決定的で……。
――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA8月号にて!
岩岡としえ
編集者、ライター。雑誌、書籍、ウェブメディアなどで編集やライティングを行ない、ハロー!プロジェクト関連の記事も多数手がけていた。狼の墓場プロダクションのメンバーでもある。