「笑点」司会・綾瀬はるかによる“個人レッスン”のご褒美に師匠たちも色めき立つ
また、そもそも綾瀬が知っているかどうかも微妙な野村克也のモノマネを振られても、「(ダミ声で)えー、野村克也です」と臆することなくマネをする度胸も備わっているためバラエテイー向きでもある。さて、大喜利はエンディングを迎えた。気になる個人レッスンとは何なのか? 綾瀬から重大発表がなされる。
「皆さん頑張ったので、皆さんにあげちゃいます!」
大盤振る舞いを予感させてくれる綾瀬。さあ、師匠たちを待っているご褒美とは? 『笑点』のご褒美は期待させておいて、ガッカリさせるものもあるため師匠たちはあまり前のめりではない様子だ。綾瀬がくす玉のひもを引っ張ると出てきたのは、「落語を教えてね♡」の文字。師匠たちは「えっ、俺たちが?」ときょとんとする。しかしながら、どうやら悪いことではないらしい。綾瀬はるかと個人授業が楽しめるのだから、こいつは春から縁起がいい。
それぞれの師匠が落語の一節を綾瀬に伝授する時間が設けられた。三遊亭小遊三師匠が「時そば」を教えると、そばをすする音を豪快に、しかも何度も披露してくれる綾瀬。
「じゅるじゅる、ずずずず、じゅぽぽぽ……」
ついつい何かを想像してしまう擬音だが、それが師匠たちのみならず視聴者への最高のお年玉だと気づいたのはしばらくたってからのことだった。
文●堀越日出夫