トラックメイカー&DJ・ちばけんいちが語る楽曲制作の裏側

――以前の縁からまた繋がっていったんですね。

ちば そうですね。僕はJ-POPも好きで、90年前後のものとかオシャレ系と言いますか、和音が動くような音楽がもともと好きだったので、サンダルテレフォンっていうイメージチェンジを考えてるグループがあるらしいんだけどやってみないか、ということで繋がっていって。こんなの作ってますけどどうでしょうと『真夏の匂い』を聴いてもらったのが最初でした。

――ちばさんは当初からグループに長く関わっていくということで話が進んでいたのでしょうか。

ちば いや、そんなこともなかったです。どんどん作ってほしいという空気は感じつつも、音楽業界の仕事の感じは知っていたので、ハマらなかったら続かないだろうなと思ってました。自分のなかで危機感じゃないですけど、まずはいいものを一発目に作らなければと。最初に曲を書き下ろすときって、どんなものがあがってくるのかわからないというのがお互いにあると思うんです。前身グループの作風が違ったということもあって、どこまでやっていいのか悩ましい部分もありました。自分のTwitterのプロフィールに書いてあるんですけど、前の仕事を辞めて独立した結果、働きかたとしては制作ディレクターも並行してやっていて。自分の作る曲以外の制作の仕事もやっているんですね。なので、自分を出しすぎずに、この人たちが求めるものはこうかなとかを意識する性格ではあると思います。

――ディレクター視点でバランスを取りながら作られるんですね。

ちば 性格上、気にするタイプですね(笑)。そのなかにどれだけ自分の好きなことを入れられるかというところで。サンダルさんに関しては、プロデューサーさんと趣向の出し具合の塩梅が近かったりもするので、こうやったほうが聴く人やメンバーが受け取りやすいけど、ちなみにこんな要素を足すと面白いよね、というのがチャレンジしやすい環境ではあります。

――インタビューの続きは発売中の「BUBKA3月号」で!

ちばけんいち/Kenichi Chiba(@chibakenichi)|北海道出身、東京在住。12歳から楽曲制作を始め、現在はPops,Anime,Game,Dance Musicと幅広く楽曲の作・編曲、Remixなどを手がける。DJではHouseを軸に、Disco ClassicやFunkなど新旧を織り交ぜた選曲で、世代を超えたプレイスタイルを貫く。

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