乃木坂46新内眞衣「悩む時期はありました。正直、逃げ出したいと思っていたこともあった」
――先輩に迷惑をかけられないという思いは当然ありますよね。
新内 乃木坂46は先輩が作ってきたものなので、それはありましたね。 あとは、お金をもらっているから頑張れたんだと思います。昔は最低限の暮らしもままならないような生活だったんです。 夜ご飯はお婆ちゃん家に食べに行かないと生活出来なかっただろうし……そういう過去があるので、お金をもらっていることには感謝しています。
――なるほど。それも原動力のひとつになっていた。
新内 あと、友達と上手くいかない時期が小学校、中学校の時にあったんですよ。そういう過去の自分をちょっと振り返ってみると、何か辛いことがあってもまだ大丈夫でしょって思える(笑)。
――『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』のテーマが「生まれ変わり」だったりと、乃木坂46メンバーには辛い過去を持っている人が多いと思うんですけど、新内さんもそうだったというのは意外でした。
新内 本当ですか?
――正直な話、新内さんはリア充だと思っていました(笑)。
新内 アハハハ! 友達はめっちゃ少なかったですよ。でも、強くなったと思います。このグループに入って。
――乃木坂46に入ると人は強くなるんですね。
新内 なりますね。
――何が一番精神を強くさせてくれると思いますか?
新内 経験と対話ですかね。仕事での一つ一つの経験が自分の強みになると思ってますし、いろんな大人と喋ることでまた強くなると思います。OLとして上司と喋ってるときとか、こういう撮影現場で大人の人と喋ったりとかすることで常に視野を広げていくのはすごく大事なことなんです。客観的に自分を見られるようにした方が、自分の心がキツくならないです。乃木坂46の中で売れなきゃ売れなきゃって思ってばかりいたら、きっと私はもっと息苦しかっただろうなと思います。