本田翼、他の追随を許さないMC力・コミュニケーション能力

表情が豊かという点も、実にテレビ向きだ。ラブ子さんの告白が成功しても大口を開けて笑顔を見せてくれるし、失敗したら「うわーーー!」と頭を抱える。自分が映っているサイズの中で動いてくれるから、テレビマンとしてはありがたいことこの上ない。ワイプの矢口真里や小島瑠璃子にわざとらしさを感じる視聴者はいても、本田翼に嫌悪感を持つ人は少ないだろう。それくらい感情を自然に出している。

これもまた重要なことだが、本田翼はよくアドリブを口にする。本田翼はアドリブを一発で決める。決してしつこさを感じさせることはない。横に中居君と宮川大輔がいても臆することなく、その瞬間に感じたことをそのまま言葉にする。中居君と宮川大輔は男目線と面白さを優先するべきで、実際にそうしているが、本田翼は女子目線を優先する。思ったことを口にするのが仕事だと理解してもいるだろうが、それによって目立つことができる。

本田翼は無類のゲーム好き。連続で18時間プレイしたとか、ぷよぷよでプロに勝利したこともある、鉄壁のインドア派である。ところが、本田翼は少なくともオンエアでの彼女はとんでもなくコミュニケーションに長けている。かわいいだけでは本田翼になれないのだ。

本田翼をこの位置に据えたスタッフは社長賞をもらうべきだと考えるのは私だけではないはず。むしろ、こんな番組が始まるのは遅すぎたくらい。このように、女優をバラエティーで最大限に活かせる地上波の番組が増えれば、ネットの配信に対抗できるのではないだろうか?

文●堀越日出夫

関連記事

BUBKA RANKING11:30更新

  • 連載・コラム
  • 総合
  1. すべての球団は消耗品である「#3 1999年の野村阪神編」byプロ野球死亡遊戯
  2. プロ野球・俺たちが忘れられない助っ人外国人たち…伊賀大介×中溝康隆が語る
  3. DABO「Platinum Tongue」かく語りき…Rの異常な愛情 番外編
  4. 渡辺正行「テレビに出る前の原石を、たくさん見ることができたのは幸せですよね」
  5. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  6. 乃木坂46、10年の歴史…3択クイズで振り返る
  7. 【BUBKA WEB限定カットあり】私立恵比寿中学・星名美怜、昨年開催された「大学芸会」を振り返る
  8. 「『ラストアイドル』とは何だったのか?」ほか BUBKAコラムパック2022年5月号配信
  9. 2021→2022 年末年始テレビストリーミング<内田名人>
  10. 乃木坂46与田祐希「『難しいからやらない』『あきらめる』っていうのは絶対違うなと思う できる限りは全力で挑戦したいなって思います」
  1. 乃木坂46冨里奈央、清涼感あふれる制服姿のグラビアショット
  2. 乃木坂46遠藤さくら「ライブの熱量をそのままDARSに」、菅原咲月「一回り成長した姿を」アンバサダーとしての意気込みを語る
  3. テレ東・田中瞳アナ、初のフォト&エッセイ発売決定「恥ずかしいけれど見てみてください」
  4. 佐藤栞里「すごい時代になったなぁ」サプライズギフトに感激
  5. すべての球団は消耗品である「#3 1999年の野村阪神編」byプロ野球死亡遊戯
  6. 乃木坂46梅澤美波「怖がりはやっぱり圧倒的に遠藤さくらちゃん」箱の中身対決で明らかに
  7. アイドルグループ『ラフ×ラフ』リーダー齋藤有紗「浴衣で踊るのが新鮮」2ndワンマン昼夜公演開催
  8. 【TIF2022】FES☆TIVE、真夏のお祭り騒ぎでファンを勇気づける!
  9. 乃木坂46早川聖来“卒業記念”写真集「また、いつか」より秋元康氏による帯コメント到着!裏表紙カット4点も公開に
  10. SKE48荒井優希&赤井沙希“令和のAA砲”、第10代プリンセスタッグ王座陥落