乃木坂46秋元真夏「不安よりも『いまはまだ卒業できない』という状況になったことのほうが私にはうれしくて アイドルでなくなることが一番困ることなんです」
ツッコミ不足問題
――そんななか秋元さんがキャプテンに就任した直後の9月4日にリリースされた最新シングル『夜明けまで強がらなくてもいい』は4期生の3人、遠藤さくらさんをセンターに据えて賀喜遥香さんと筒井あやめさんがその脇を固めるという乃木坂46の新時代突入を強烈に打ち出したフォーメーションが敷かれていました。この試みを秋元さん自身はどのように受け止めていましたか?
秋元 フロントのセンターが4期生になったのは『ぐるぐるカーテン』(2012年)のときを思い出すような感じもあったんですよね。1期生と4期生ってちょっと似てるのかなって話題はメンバー間で話してるときによく出たりするんです。それは性格的なところなのかな? 昔の1期生だけで活動していた時代の乃木坂46が好きな方は4期生を見て懐かしさを感じてくれるんじゃないかなって。
――4期生を前面に押し出したことによる収穫や発見もあったのではないでしょうか?
秋元 (堀)未央奈が『バレッタ』(2013年)で初めてセンターになったときは2期生メンバーが未央奈ひとりだけだったじゃないですか。周りがみんな先輩で同期がひとりしかいない状態って、誰ともそのつらさを分かち合えないからすごく大変だったと思うんです。その点、今回の4期生はだいぶ状況が違うみたいで。上海のライブのときは3人とも初めてパフォーマンスする曲がたくさんあったんですけど、3人で集まってひたすら動画を見て練習しているんです。リハーサルが休みの時間になっても楽屋をちょろっと覗きに行ったらずっと動画を見てひたすら復習していたりして。その絆の強さはすごいと思いましたね。ひとりだったらなかなかそういうこともやりにくいと思うし、心が折れちゃったりもするだろうけど、3人いれば支え合うこともできるんだなって。実際、3人ともめちゃくちゃ成長のスピードが速いんです。