乃木坂46与田祐希「『難しいからやらない』『あきらめる』っていうのは絶対違うなと思う できる限りは全力で挑戦したいなって思います」
「与田さんかっこいい」
――ウジウジすることもなくなりました?
与田 前はしてましたね。もともとそんなに気に病むタイプではないんですけど、気持ちが沈むと、体調まで悪くなっちゃうみたいなことがあったんですよ。でも、最近はそれがなくなりました。ちょっとやそっとじゃ崩れなくなった、というか。とか言って、何が起こるかわからないですけど。
――弱っているときに勘付いてくれる人や支えてくれた人は?
与田 やっぱり、同期はいつも近くにいてくれているから気にかけてくれましたね。「大丈夫?」「イス座る?」って言ってくれたり。でも、基本的にそういうのを周りの人に見せたり、「どうしよう!」とか「わぁ~!」ってなるタイプではないんですよ。というより、溜まって溜まって「うぅ……」ってなるタイプで。マネージャーさんに気を遣っていただいたり、本当にまわりの人に助けられました。
――実家に帰ったりしてないんですっけ?
与田 それが理由で帰ったことはないですね。もし休んで実家に帰ったら、そのまま戻って来られないような気がしたので、どうにか頑張らなきゃなって思ってました。去年の自粛期間にいろんなことがストップしちゃったじゃないですか。そのときに考えをあらためたんです。
――どんなふうに?
与田 こういう活動ができるのは普通のことじゃないんだから、もっと今を楽しんだほうがいいんだなって思ったんです。
――長い人生の中でアイドルの活動ができるのは限られていますもんね。
与田 ここでうじうじ言って、風のように時が過ぎていくのはもったいないなと思って。
――積極的に今を楽しもう、という気持ちが芽生えた?
与田 そうですね。活路を見出せた気がします。前までは必死すぎてまわりが見えなくなっちゃうこともあったけど、今はちょっとだけ心にゆとりを持って、その時その時を楽しめたらいいな、って思えるようになりました。