乃木坂46与田祐希「『難しいからやらない』『あきらめる』っていうのは絶対違うなと思う できる限りは全力で挑戦したいなって思います」
――なるほど。与田さん自身は子供扱いされることはなくなった?
与田 以前ほどされなくなりましたね。昔はめっちゃお子ちゃま扱いされてましたけど。よく着せ替えとかされてましたもん(笑)。
――どういうことですか?
与田 リハのときに、みんなの私服を私に着せて、ふざけて遊んだりしてたんです。体操ズボンにTシャツを着せられて、キャップを逆にかぶって、リュックをぶら下げて、ポケモントレーナーみたいになってました(笑)。みんなにめっちゃイジられてましたね。
――愛玩動物のような可愛いがられ方(笑)。でも、それが与田祐希のパブリックイメージだと思うんですよ。「愛嬌たっぷりのちっちゃいドジっ子」みたいな。
与田 まだ保てていますかね?
――どうなんでしょう?
与田 一緒にいる時間が長いので、同期のみんなは私がどういう人間なのかわかってくれているんですよ。あと、インタビューとかを読んでくださっているファンの方にも。
――3期生メンバーは、与田さんのことを「性格がさっぱりしてる」とか「女子っぽくない」ってよく言いますよね。
与田 サバサバが何なのかはわからないけど、でも、誰かと一緒にトイレに行くこともないし、楽屋で座る位置とかもどこでもいいタイプです。いつもあの子の隣にいないと嫌だ、とかもないし。でも、「自称サバサバ系女子は嫌われる」って言われますよね?
――自称じゃなくて、第三者の証言なので大丈夫ですよ(笑)。
与田 女子らしくいたいっていう気持ちはあるんですよ。ただ、本来の私にそういう部分がない、っていう葛藤があって。
――島育ちの野生感が出てしまう?
与田 昔は「こうしたらアイドルっぽいかな」っていうアイドルとしての正解を探していたんです。「アイドルだから声のトーンをもっと高めにしたほうがいいのかな?」とか「笑うときは控えめにしたほうがいいのかな?」みたいなことをいろいろ考えていて。
――おしとやかで守ってあげたくなる雰囲気がいいのかな、とか?
与田 そうそう。でも、無理に作ろうとすると、嫌な感じになりそうじゃないですか。それでいろいろ考えた結果、2、3周回って「そのままでいこう」ってなりました。それが私としては楽だし、見ている方もそっちのほうがいいのかなって思います。