SKE48須田亜香里×山本昌「笑顔にスランプはない!」<BUBKAアーカイブ特別編>
負けず嫌い
――昌選手といえば、ラジコンをやったり、クワガタを採ったりされてましたけど、今は封印されてるんですよね。
山本 そうですね。やっぱり何が大事かっていたら野球なので。俺、すぐハマっちゃうの。
須田 私も何かにハマりたいんですけど、ハマれないんですよ。どうやったらハマれますか?
山本 性格なのかな。本も一気に読まなきゃ気が済まないし。野球を一生懸命やってラジコンやろうと思って、2年前に一旦やめたの。疲れてたら普通はマッサージとかするんだけど、それよりすぐラジコンしに行って。名古屋ってラジコンの環境がすごくいいのね。すごくいいサーキットが室内にあって。そこに全国から強いヤツが練習しに来るから張り合いがあるよね。そいつが出したタイムを破ってやろうとか。噂であいつは何秒で何周走ったとか聞くと、勝つまで挑戦するわけ。
――負けず嫌いなんですね。
山本 負けず嫌いプラス、ラジコンって指先だけでしょ。身体能力とか歌の上手さで負けるのはしゃあないじゃないですか。生まれ持ったものだから。でも、指先だけで負けるなんて頭にくるよね。
須田 気持ちはわかります。平等なのに、みたいな。
山本 そう。それで負けるのが悔しい。
――昌選手と違って、他の人は年中やってるわけですよね。
山本 だから俺も年がら年中に近いぐらいやってたんだよ。月曜日は試合がないから、8~9時間ずっと走らせてた。
須田 すごーい! 山本練習が3時に終わったら、4時から10時とかね。オフなんか毎日だよ。毎日3時から10時ぐらいまで。ゴルフも全部断ってラジコンやって。
――野球にも役立ったんですよね。
山本 そう。ちょっと前の野球って、とにかく素質勝負と練習量勝負。上手いヤツが練習して、あとゲームで経験積んで、みたいな。でも、ラジコンを初めてやった時は膝がちょっと悪かったんだけど、みんなノートつけてるの。気温と湿度と路面状態とか、今日のセッティングはここがよかったとかちゃんと書いてあるの。僕は「今日調子いいや」、「今日調子悪いや」だけでやってたの。だけど、ラジコンをやってる人たちを見てたら、今何が調子いいから、このボールを投げるっていうことをもっと研究したらよくなると思ったの。その勉強を始めたのが17年前。それがなかったら、たぶん10年ぐらい前に辞めてると思う。
須田 すごい、ためになる! 亜香里もいろいろ書かなきゃ。