SKE48須田亜香里×山本昌「笑顔にスランプはない!」<BUBKAアーカイブ特別編>
チームプレイの重要性
――SKE48もAKB48も世代交代を進めているところなんです。須田さんはまだ世間的には若いんですけど、この世界ではお姉さんなんです。そこで彼女は世代交代の雰囲気に抗っているんです。
須田 前のポジションに急に若い子が入ることが結構あるんですけど、その勢いに自分が負けなければいいかなと思うので、負けずに頑張りたいです。
山本 そういうのは秋元(康)さんが抜擢するの?
須田 どうなんでしょうね? チャレンジ的な意味もあるんじゃないですかね。「この子入れたら面白いかな」とか「光るかな」とか。
山本 全国に名が知れていくと面白い現象があるの。今、名古屋を歩いてると、「あっ!」とか言われたりするでしょ?
須田 ホントに時々ですけど。
山本 僕らデカいでしょ。歩いてたら、「あいつ、デカくておかしい」ってなるんですよ。「デカっ!…あ、山本選手だ」って。出始めて2~3年して名古屋ですごくわかられるようになる。それがだんだん日本のどこに行っても言われるようになるの。だからどんどん露出することによって、「山本選手投げてるよ」とか、「頑張ってるな」って気にしてもらうことが、応援してくれる人を拡大することになる。どんなに小さな仕事でも元気よくやって露出していけば、認知されていくんだよ。嫌な仕事もあるよね?
須田 …フフフフ。
山本 いや、絶対あるのよ。でも、やっぱり来てほしいと言われたところには僕も行くようにしてるし。オフは1日3つまわることもある。「ここからそこ?」みたいなこともあるし。でも、続けていくとファンの方が喜んでくれて、テレビで僕のこと見ると、幸せな気分になってくれるんです。
須田 昌さんって人との付き合い方をすごく大切にされてるなっていう感じがします。
山本 そんなことないけど、そういうのは大事だなと思いますね。
須田 昌さんって、お会いするとすごく優しそうな顔をされますね。
山本 優しさだけが取り柄でね。さっき食堂でオレンジを落として、「なんだよ!」とか言ってたら、森野(将彦内野手)が「珍しい。昌さんが怒ってる」って言われて。それぐらい温厚らしくて。
――野手がエラーした時に「チッ」とかないんですか?
山本 ないですね。逆に頑張ってやらなきゃって思う。
須田 素敵だ!
山本 達観してるのかもしれないけど、助けられてることがたくさんあるんですよ。自分がいいピッチングしても、0点だったら勝てないですよね。二百何十試合もやってきて、1対0で負けた試合もあるけど、ひとりじゃ勝てないんですよ。ファインプレイもしてくれるし、ピンチの時にすごくいいプレイしてくれて助かったこともあるしね。
――SKE48も同じチームプレイです。
山本 女の子もあると思うよ。「あの子練習してないもん」って。
須田 フフフフフ。
山本 僕らにはわからなくても、やってる自分らはわかるから。ファンの反応でもわかる。ファンの人って、ミスッたことにすごく反応するからね。