SKE48須田亜香里×山本昌「笑顔にスランプはない!」<BUBKAアーカイブ特別編>
露出の大切さ
――さっき考え方が近いって言ってたのは、どう近いと思ったんですか?
須田 自分が正しいと思ったことを続けるっていうところで共感しました。私はよく第一印象で「いつも笑ってるから何考えてるかわかんない」って言われるんです。でも、自分がいいと思って続けてきたことだから、「いつもニコニコしてるのがいいよね」って言っていただけるようになりたいんです。
山本 人間の評価は変わるよね。
須田 そうなんです。続けてよかったなって思える時があるんです。
山本 それが準備なんですよ。僕が若い時、先輩に「そんなに一生懸命練習したって上手くならないぞ」って言われたことがあるんです。それは実績がないからなんですよ。実績ができると、「山本さんは一生懸命練習する」となる。実績ができたことによって評価が変わるんです。自信を持ってやればいいんです。バレエで全国2位になるような子は努力の仕方を知ってますよ。じゃないと2位になんてなれない。今はホップ、ステップの時期かもしれないけど、最後にジャンプしたら1位になるかもしれない。これから楽しみですね。半分お兄さんみたいな気持ちですけど(笑)。
須田 ありがとうございます(笑)。
――昌選手の30年は好不調の繰り返しだった思います。不調の時はどう気持ちを立て直すんですか?
山本 スランプなんてないって思ってるんだよね。だから「少しよくない」のが「普通」なんです。そう考えてやっていかないと、いい時に「これが俺の普通だ!」ってなっちゃうと、落ちた時に悩んじゃうんですね。
須田 すごい!
山本 ホントそうなの。俺、ちょっと調子いいと、「いかんいかん、控えろ控えろ」っていう性格なんだよ。「調子いいぞ、行け!」じゃなくてね。ただ彼女のスタイルとして、いつも笑ってるわけですよね。笑っていられるのは、芸能界において強みですよね。一番の武器じゃないですか? 笑顔にスランプはないよ。
須田 カッコいいです!
山本 悪くなった時ほどファンの前に出ればいいんです。星野(仙一)監督が言ってたよ。「巨人の選手なんかブサイクばっかりだけど、毎日テレビに映ってればカッコよく見えるんや」って(笑)。
須田 ハハハハ、さすがですね。
山本 当時は日本テレビが毎日ジャイアンツの試合を放送してたからね。だから自分がどんなに調子が悪くても、人前で笑っていられたら、それでいいんじゃないかな。そう思いません?