【BUBKA2月号】短期集中連載「DIVE INTO EBICHU MUSIC」#6 池田貴史
――歌詞についてはいかがですか?
池田 「頑張ってる」とか「頑張ってるよ」もいいんだけども、なんかそれだけだとストレートすぎるし、押しつけがましいしなと思って、「まだ頑張ってる途中だよ」という歌詞にした記憶があります。それと、今日からまた頑張って上を目指していくじゃないですけど、それはもう商店街もそうだし、自分もエビ中もそうだしっていう。
――仕上がった音源を聴いて、どんな印象を持たれましたか?
池田 まず自分がオケ録ったものをお渡しした後、修正前の歌入れ音源が送られてきたんですよ(笑)。あー、無修正はパンチあるなと思って(笑)。でも、ちゃんと歌うんだな、もう嘘をつかずに、まず私たちの歌ってこれですよっていうのを隠さずに見せるんだなと思いました。まあ、修正はみんなやってるじゃないですか、変な話。だけど、エビ中はちゃんと歌って、それをそのままに近い状態で見せているからこそ、個性が残るんだなっていう。そのままの歌が個性になって、カラーになってる。それが勉強になったというか、当たり前ですけど 消しすぎるのは本当に良くないんだな、きれいにすることだけがいいことじゃないんだなと気づきました。「え?」って最初は思ったんですけどね(笑)。ドキッとしたんですけど、そのドキッがやっぱり後々も残って、それがクセになっていく部分もすごく大きいんだなということも、あらためて勉強になりました。